※このプレイ日記は2014年4月11日に後援者のスイマーさんが製作したものです。










 諸君!さっそくだが、またレビューをやってもらう。



 今回はどんなソフトが題材ですか?



 家庭用ゲーム機で日本一売れた麻雀ゲームソフトをレビューしてもらおうと思っている。



 日本一売れた麻雀ゲームソフトですか・・・。










 


 むむっ、それはもしや日本が誇る『脱衣麻雀』なるゲームでは?



 残念ながら違う。そもそも18禁のゲームでは購買層も限定されるだろう。



 で、では?










 うむ。今回の題材は、ファミリーコンピューター用ソフト「麻雀」だ。

諸君!出撃せよ!













第1056弾





麻雀












 なかなか古い作品みたいですね。発売が1983年8月、

ファミコンが発売されたのが1983年7月ですから

ゲーム機の発売とほぼ同時期に発売されたソフトのようです。






 


 全ファミコンのソフト販売ランキングではなんと9位。販売本数213万本。

これはスーパーファミコンの名作「クロノトリガー」の販売本数203万本(スーパーファミコン版のみ)、

プレイステーションの名作「みんなのゴルフ」の販売本数177万本を上回る数字ですね。

中古販売などで売りや買いもあるでしょうから

実際には倍以上売れたと考えてもよいでしょう。








 あれ?もう、今回のレビューはじまっているんだね。



 おそいですよ。



 ごめん、ごめん。麻雀のルールブック読んでたの。



 では、今回も実際につかさ殿プレイしてもらいましょう。



 やっぱり今回もボクがゲームするんだね・・・。











 


 おお、始まりましたよ。



 初級を選択・・・と。



 まずは配牌でございますな。












 おお!なかなか良い配牌ですね。


 さてさて、つかさ殿のお手並み拝見ですな。












 ロン(アガリ)!



 おおっ!いきなり数え役満ですか。一瞬で決着がつきましたな。













 お見事!それにしても実にシンプルなゲームですね。

麻雀プレイ中は余計な音楽もありませんし。

余計な要素がすべて排除されているといってもいいでしょう。

「麻雀」そのものがすでに1つのゲームとして完成しているからこそとも言えますが。



 ちょっとタイム・・・(スタートボタンを押した)。











 ゲームを一時休止するポーズ画面もコーヒータイムなのですな。



 捨牌の時間制限がある上級者向け対策にポーズ時に麻雀牌を見えなくしている

ところも心憎い演出ですよね。



 そういえば、このソフトは箱やソフトのパッケージが2種類あると聞いたぞ。

そのあたりは調査しているのかね?



 もちろんでございます。大河長官、こちらの資料をどうぞ。







 

<初期版・定価3800円>






 

<再販版(通称:銀箱版)・定価4500円>





 ちなみに銀箱版と呼ばれるものは初期の任天堂ソフトの値段を値上げ改定する際に

ソフトのパッケージに高級感を持たせようと箱を銀色にして販売したもののようです。

しかしながら、銀箱版は当然ながら当初販売時よりも値段が高いことや

中古ソフトなどの販売も進んだため、当時はあまり売れず結果的に出荷量も少なくなり、

皮肉にも現在ではあまり見かけないレアソフト扱いされていることが多いようです。



 なるほど。700円の値上げといえばおよそ2割の値上げだからな。

発売後のゲームソフトが値上がりして再販売されるなんて今ではありえない話だろうな。



 このソフトを当時の小学生が自らのお小遣いで買ったとは思えないですが、

値上げは確かに抵抗ありますな。



 そろそろレビューも終盤といきたいところですが、やはりこのゲームソフト最大の功績

紹介しないわけにはいかないでしょう。



 ほほう。気になるな。



 それは、当時の多くの子どもたちが親、とくに父親に対しファミコンの購入をねだる際に

「麻雀もできる」を常套句として用いたと言われています。

このソフトが結果的に日本全国の家庭へのファミコンおよび家庭用ゲーム機器の普及に

一翼を担ったことは言うまでもありません。














 スイマーちゃんや隊長ちゃんはこのゲーム機とともに成長してきたんだね。



 そういえばスイマー将軍も以前、家に初めてあったソフトがこの「麻雀」だった

と言っておられましたな。

スイマー将軍が保育園児だった頃はもちろん、高校生くらいになるまでこのソフトは

「つまらないソフト」として認識していたようです。



 ああ、それなら私も聞いたことがあります。スイマー殿が保育園児だった頃、

スイマー殿の父上が「麻雀」のソフトとファミコンの本体を知り合いから譲り受けたのだとか。

あとかなりの堅物であるスイマー殿の祖父が大変高く評価していたゲームが

この「麻雀」だったとかそんな話も聞いております。



 これだけ操作や画面がシンプルだとお年寄りにも分かりやすくていいよね。



 シンプル・イズ・ザ・ベストというところか。高齢化社会の日本において、

ファミコンソフトのシンプルさが再び求められる日もいずれくるかもしれないな。



 それでは「麻雀」のレビューはこれにて終了とさせていただきます。



 うむ。3人ともご苦労だった。次回も期待しているぞ。







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