※このプレイ日記は2014年5月20日に北海道在住のスイマーさんが製作したものです。









 大河長官。今回は、私から直接、北陸華撃団に指令を出させてもらう。



 小和田常務。それはどういう意味ですか?



 ふん。レビュー作成ばかりでは彼らも退屈だろうからな。ちょっとした余興だよ。



 指令とはどんな内容でしょう?



 モニターを見たまえ。














 な、なんですか。あの鳥は?



 『おしゃべりオーム』。北陸華撃団にはあのゲームに挑んでもらう。



 あのゲームを攻略すればいいのですね。



 そのとおり。ただしゲームできる回数は30回。彼らは無職の文無し。

よって・・・










 命を張る以外ないっ・・・!



 ば、馬鹿な。たかがゲームに・・・。



 たかがゲーム。されどゲームだ。











 勝たなきゃダメなんだ・・・!彼らの存在理由を証明するためには!!



 すでに上層部には根回し済というわけですか・・・。













 挑戦は明日。舞台はこちらで用意しよう。北陸華撃団にはせいぜい期待しているよ。

ふふふ。
















第1096弾





おしゃべりオーム

















 というわけでキミたちには今回『おしゃべりオーム』をやってもらうことになった。



 随分といきなりですね。しかも命がけとは・・・。



 小和田の仕業ですか。我々を潰そうとなんて奴だ。



 キミたちには大変な負担をかける。すまない。














 見た目は可愛らしいゲームマシンだよね。さっきから『コンニチワ コンニチワ』って

ロボットのオームがしゃべっているし。



 だいぶ古いゲームマシンのようですね。



 1981年に加藤製作所という会社が発売したゲームマシンのようです。

デパートやショッピングセンターの屋上にあるゲームコーナーでは

定番のゲームマシンだったみたいです。



 なるほど。1回10円なのですね。















 お店によっては20円とかのところもあるみたいですけどね。

当時のチビッ子たちのなけなしのお小遣いがこのマシンにどれだけ吸い込まれていったことやら・・・。

それにしても挑戦できるのは30回でしたね。

ということは我々の命は300円と同等ということですか。



 3人で300円。1人当たり100円だね・・・。



 景品のカプセルは子どもたちにとっては魅力的かもしれませんね。













 カプセルの中身はしょぼい玩具だったりお菓子だったりするみたいですけどね。













 諸君、ゲームマシンについてはだいたいわかったと思う。明日は命がけの挑戦だ。

頑張ってくれたまえ。















<挑戦日当日>



 北陸華撃団の諸君。キミたちに最高の舞台を用意したぞ。



 小和田め。これだけのギャラリーを集めるとは・・・。



 『おしゃべりオーム』の当たりを見てみたいか〜!!
















 では『おしゃべりオーム』をはじめてもらおうか。



 僭越ながら私からいかせていただきます。



 リジュちゃん、頑張って。



 ふふ、スタートだっ。













 これでどうでしょう。















 (ふ・・・・。)

















 だ、駄目だ。だいぶ当たりから外れている・・・。



 ラスト1回っ!














 当てちゃえ!!













 くっ・・・惜しい。



 ダメでしたか。あとは頼みます。



 あと20回だな。くくく。














 つかささん、私の10回分もあなたに託します。

私の分も使って軌道を見極めてください。対戦格闘ゲームの得意な

つかささんなら
もしくは・・・。









 
画17

 竹中殿。まさか、かつて群馬参謀ナカユウが見せた『確定反射』

(プレイ日記500弾partJを参照)をつかささんにやらせようと

しているのではないですか。


 いえ、『確定反射』は群馬参謀ナカユウ殿の専売特許。

つかささんには絶対に無理でしょう。

ですが、その前段階の反射能力である『超反応』でも「当たり」にストップさせられる

可能性はあります。


※超反応とは対戦格闘ゲームの対戦中、相手の動きに非常に素早く人間には不可能と思われる速度で反応することを指す。










 


だが竹中半兵衛の思惑通りにはいかず、ついに残り3回となってしまった。









 当たりのタイミングでボタンを押しているのになぜか当たらないよぉ。



 馬鹿な。このマシン何かおかしいのではないのですか。



 小和田の奴め、何か小細工でもしているのか。












 あとは当てるだけなのに・・・。残り3回・・・!!











 ちょっと待ったぁ!



 なんだ、貴様は!?



 北陸華撃団のファンさ。そこの黒服のおっさんが不正しているみたいだから

指摘したくてね。

他のギャラリーにはごまかせてもワタシにはごまかせないよ。

ポケットに入っているリモコンを出しな。



 貴様!な、なにを!!でたらめを言うな!でたらめを!












 いいさ。ワタシがそのリモコンを無効化するコントローラを作って起動したから。

これでフェアな挑戦ができるはず。邪魔したね。

つかささん、リジュさん、竹中さん武運を祈ります。



 誰だろう?



 見かけない顔でしたね。ただ彼女の言っていたことが本当なら

勝率が高まったと言えるでしょう。










 あとはつかさ殿次第ですな。



 あの娘、ふざけおって。ふん、どちらにしても北陸華撃団はあと3回で終わりだ。



 あとはつかささんを信じて祈るのみ・・・。









 昔ある人が言っていたよ。『祈るようになったら人間も終わり』だとな。












運命の28回目・・・。







 (・・・・・・)



 ぐっ・・・惜しい。あと1つなのに・・・。



 手厳しいですね。



 あと2回・・・やっぱり、やってみるしかないね。



 え?何をですか?



 超反応。



 できるのですか?

 わからない。だけどナカユウちゃんに『成りきる』ことでできるかもしれない。



 キャラクターに『成りきる』こと。まさにコスプレの神髄ですね。



 いくよ!







 


 むぅ、つかさ殿が群馬参謀に見えます!!



 し、信じられない。あれがコスプレクイーンの真の力・・・。



 見えた!!










 

『あたり!あたり!』
















 ば、馬鹿な・・・。



 ふぅ、やりましたな。



 さすがはつかささんです。



 小和田常務。常務からの指令に北陸華撃団は見事にクリア。問題ないでしょう。



 ぐぐぐ・・・。ふん、マグレだ。今回のところは退いてやる。

これで終わったと思うなよ。





















<おまけ>






 

現在『おしゃべりオーム』はアプリで販売されており、スマホで遊ぶことも可能みたいです。

ううむ、すごい時代になったものです。





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