※このプレイ日記は2014年6月25日に後援者のボルカノさんが製作したものです。
第1119弾
ゾイドサーガDS
《ゾイドサーガ DS パッケージ》
ゾイド。昭和に産声を上げるとともに人気を獲得し、
商品展開の迷走によって一度消え去り、平成に蘇った玩具。
そして、再び迷走とともに衰退するが、
しっかりとファンを獲得し、未だ根強い支持を得ている。
ゾイドサーガは、そんなシリーズから生まれたゲームの一つ。
このシリーズの特徴として、チャレンジングモードというものがある。
限られた条件の元に戦闘を行い、謎解きのように
正しい戦法を見つけて、クリアを目指す…というもの。
今回はシリーズ第4作にあたる、ゾイドサーガ DSにて、
チャレンジングモードに自ら制限を付けて、挑戦してみようと思う。
このモードは1〜10までのレベルに分かれ、
レベルごとに5つのバリエーションがある。
即ち、全部で50。
今回、挑戦するのはレベル9-3。
最大で6対6の戦いになるこのゲームだが、この9-3は…
味方:ゴジュラス・ジ・オーガ
敵 :エレファンダーAG(前衛)
エレファンダー(後衛)
…と、なっている。
参考までに互いの機体について解説しよう。
《ゴジュラス・ジ・オーガ》
所属:ヘリック共和国
巨大ゾイド・ゴジュラスに、強制的に生命力を増進させる古の技術
オーガノイドシステムを搭載。
結果、元々凶暴なゴジュラスの気性は悪化し、誰にも扱えない代物と化す。
しかし、傭兵アーバインの献身的な行動に心を打たれると、
自らコクピットを開いて、以後、彼の愛機となる。
実際のキットは、ゴジュラスMk-U限定型という機体の色と設定を変えたもの…
らしいが、ボルカノはどちらも持っていない。再販にも恵まれなかった涙の機体。
《エレファンダー&エレファンダーAG》
所属:ガイロス帝国
対ゲリラ戦、対城塞攻略戦を想定して設計。
敵の奇襲に耐えうる重装甲と、敵陣を引き裂くパワーを持つ。
また索敵、突撃、戦闘指揮など、任務に合わせて装備を簡単に換装できる。
(公式ファンブック3巻より抜粋、一部省略)
AGとはアサルトガトリングの略称で、背部の武装を近〜中距離用の
ビームガトリングと、長距離用のミサイルランチャーに積み変えている。
実際のキットでは、箱の大きさは巨大ゾイドと同等で、
両手で持ち運ぶべきレベル。しかし、それは豊富なオプションパーツが理由で、
組み立ててみると、本体はとてもコンパクトだったりする。
そのため、上記のパワーと装甲の説得力がないと非難されることもしばしば…。
また、互いの戦力差はこのようになっている。
()内に記述した数値は、そのゾイドの本来の数値。
つまり、左はパイロット、バトルポイント(経験値)、
改造の度合いなどによって、加減された結果ということになる。
<ゴジュラス・ジ・オーガ>
HP:345(250)
EP:25/50(25/50)
EP回復:5(5)
素早さ:7/15(12)
避けやすさ:66/133(100)
防御:200(200)
バトルポイント:0
<武装>
クラッシャークロー:146(110)
当たりやすさ:27/110(80)
使用EP:4(4)
属性:格闘
範囲:1-1
4連装衝撃砲:147(110)
当たりやすさ:24/96(70)
使用EP:2(2)
属性:実弾
範囲:1-2
バスターキャノン:279(210)
当たりやすさ:25/103(75)
使用EP:19(19)
属性:実弾
範囲:2-3
ハイパーファング:292(200)
当たりやすさ:25/103(75)
使用EP:9(9)
属性:格闘
範囲:1-1
<エレファンダー>
HP:206(175)
EP:17/35(17/35)
EP回復:5(5)
素早さ:15(13)
避けやすさ:129(110)
防御:200(200)
バトルポイント:0
<武装>
2連装ビームガン:不明(130)
当たりやすさ:不明(75)
使用EP:不明(13)
属性:レーザー
範囲:1-2/横二体
ビームガン:295(250)
当たりやすさ:不明(80)
使用EP:15(15)
属性:レーザー
範囲:1-3
パルスレーザーガン:不明(100)
当たりやすさ:不明(90)
使用EP:不明(10)
属性:レーザー・対空
範囲:1-3/貫通
クラッシャータスク:247(210)
当たりやすさ:不明(75)
使用EP:5(5)
属性:格闘
範囲:1-1
AGタイプは、ビームガ ンとパルスレーザーガンと引き換えに
ビームガトリングと16連装ミサイルを装備する。
なお、避けやすさは118(100)とノーマルより僅かに低い。
また、素早さと避けやすさの違いについても解説しよう。
素早さは攻撃の順番に関わる数値。高いほど先手を取りやすい。
蛇足だが、元になったゾイドの最高速度を参考に決められている。
避けやすさは、そのまま回避率に影響する数値。
そのゾイドがどれだけ身軽に動けるかを表しているとも言える。
ビームガトリング:不明(150)
当たりやすさ:不明(80)
使用EP:不明(15)
属性:レーザー
範囲:1-2
横一列
16連装ミサイル:不明(170)
当たりやすさ:不明(65)
使用EP:不明(12)
属性:実弾
範囲:1-3
貫通
ゾイドサーガ DSでのダメージの計算は基本的には、単純な引き算。
エレファンダーの防御力は200だから、ハイパーファング292(200)なら、
292−200で、92となる。もし200以下だとダメージはたったの1。
なお、ジ・オーガは、追加装備のために過積載となっており、
素早さ・避けやすさ・命中にペナルティが発生している。
特に命中の影響は重大で、そのまま攻撃しても、まず当たらない。
単純に勝ちたい場合は、デッキコマンド(使い捨て式の魔法みたいなもの)や
回復アイテムを駆使する。「パーツ強制排除」で武装を外し、
後方のエレファンダーを足止めしつつ、ハイパーファングを連打。これで必勝だ。
…が、それは約束された勝利である。
分かりきった王道ではなく、覇道を行きたい。 俗に言う縛りプレイだ。
そこで、今回のプレイ日記では、勝利の鍵である
「パーツ強制排除」を使用せずに戦闘を行う。
しかし、これで付けっぱなしとなる集束荷電粒子砲と
ローリングキャノンは馬鹿に出来た代物ではない。
《集束荷電粒子砲》
特に前者は威力332・範囲1-3・貫通(前後一列に攻撃)。
エレファンダーの重装甲を容易く破り、一撃で体力の7割を奪えるのだ。
…もちろん命中すればの話。その上、燃費も悪い。使用EPは20。
このゲームは攻撃にエネルギー(EP)のやりとりが掛かってくる。
最大EPと毎ターン補充されるEPを考えてやりくりする必要があるのだ。
ジ・オーガはEP25/50(現在EP/最大EP値)・EP回復5(ターン開始時)。
チャージを選べば、行動は出来ないが、EP回復をもう一度行える。
つまり、EP25/50→1ターン目開始のためEP+5=EP30/50→行動選択。
1:集束荷電粒子砲を使用した場合→EP−20=EP10/50
2:チャージを選択した場合→EP+5 =EP35/50
…という感じだ
それではそろそろ戦闘に入ろう。
まず、デッキコマンド「偽りの交渉」を使用。
これは、選んだ味方一体以外、他全てのゾイドは1ターン一切行動出来ない…というもの。
さっそく第一射…
《荷電粒子砲発射》
《命中》
当たったしw
《荷電粒子砲、第二射》
続いて第二射!
《所詮は17%(24%)である》
ラッキーヒットは長くは続かない。
両方のエレファンダーに回避されてしまった。一旦チャージ。
が…
《いつの間にか爆発》
すわ第三射というところで、クリティカルが発生。
ジ・オーガはあえなく崩れ落ちる。
《屈辱の瞬間》
いきなりゲームオーバーになるとは思わなんだ…(汗
《まどか「ひどいよ…こんなのってないよ…」》
しかし、命中した時の威力からクリアの手応えは感じられた。
もう何があってもくじけない♪
《気分は破壊神チェルノボグ》
気を取り直して第二ラウンド開始だ。前回と同じく、偽りの交渉…。
発射!
《人、それを空振りと呼ぶ》
…両方に回避されてしまった。逃げて、やり直しだ!
《好転なるか?》
四回目、1ターン。目の上のたんこぶとも言えるノーマルエレファンダーに命中!
が、その後がさっぱりで、轟沈。
《正の文字が完成》
続く五回目はかすりもせず、敗走。
早くもチャレンジ失敗五回達成を表す正の文字が出来上がった。
《威力はあるのだが…》
七回目、一射目で前列、二射目で後列に命中。が、三射目で両方外し、轟沈。
十回目、一射目で後列に命中するも二射目が奮わず。
17回目、一射目で前例に命中するも二射目が奮わず。
《失敗回数、17回目をマーク》
失敗の回数だけが刻まれていく。
しかし、その後の18回目…
《大打撃》
なんと一射目で前後列の両方に命中!もう一撃なるか!?
《トドメの一撃》
《エレファンダー、爆破炎上》
さらに二射目は後列を捉え、エレファンダーから火の手が上がった!
《リボンズ「運命だ…!」》
これはとても大きな進展だ。仮に前列のAGタイプに命中だったとしても、
このゲームの性質上、片方を仕留めれば、前列に引きずり出すことが出来る。
ツインクラッシャータスクは47のダメージ。ジ・オーガの残りHPは251/345。
デッキコマンドの残りは自ら使用を禁止したパーツ強制排除だけだが、
HPを500ポイント回復するコア回復がある。
《命中率18%の賭け》
あとはハイパーファングで長期戦に持ち込むのみ!
まずは一撃………
《ハイパーファング命中》
いきなり命中したw
《ついに勝利》
あまりに呆気ない命中で、少し吹き出してしまったが、勝ちは勝ちであるw
50回とかいったら 、パーツ強制排除して
「勝てぬ覇道などクソである。やはり勝利こそが至上、王道こそが私の行くべき道」
とでも、ほざくつもりだったが、縛りプレイは見事成功した。
振り返ってみれば、なかなか当たらぬ荷電粒子砲だったが、
当たった時の爽快感は最高だった。
今後も、最低限勝てる見込みのある範囲で、縛りプレイに挑戦していきたい。
<おまけ バスターキャノン戦法>
《ハイパーファング・命中率103%》
《安心の命中率99%》
パーツ強制排除を使用すると、ご覧の通り命中率が格段に向上する。
…というより、本来はこうあるべきなのだ。
あとは先述の王道パターンのようにハイパーファング(威力292 使用EP9)で
前列のAGタイプを速攻粉砕し、後列のエレファンダーを前列に引きずり出す。
《バスターキャノン》
バスターキャノン(威力279)で、後列だけを狙い撃ちすることも可能だが、
使用EP19と、燃費が悪い上に、威力も見合わない。
もちろん、荷電粒子砲でギャンブルするよりは遥かに確実だが。