※このプレイ日記は2014年6月13日に後援者の蒼皇さんが製作したものです。




第1127弾





銀河英雄伝説










蒼皇軍艦隊

 









 

 

 

 星を見ておいでですか?

 

 

 星はいい。何事にも動じず、いつもじっと同じ場所で瞬き続け、

私たちを見守ってくれる。

 

 

 はい、あの星の群れに比べれば、僕たちの戦いは小さなものなのかもしれませんね。

 

 

 確かに・・・我々がm

 

 

 あの、いつまで続ける気ですか(汗

 

 

 おい何せっかく良いところなのに入ってきてるんだ。

すまないアイチもう一度最初からお願い。

 

 

 えぇ、またですか?(苦笑

 

 

 そもそも何なんだ、そのやりとりは。

 

 

 なんだ百足川。お前銀英伝知らないのか!?

 

 

友子  銀英伝?なんだそれは。

 

 

 実は僕もよくわからないで台本を渡されて・・・。

 

 


 「銀河英雄伝説」。日本を代表するSF小説だよ。

 

 

 群馬参謀!いつのまに通信がつながっていたのですか?

 

 

 最初からだよ(苦笑 任務をほっぽりだして何をしているんだ。

 

 

 いえ、せっかくこうして宇宙艦隊を率いての任務ですから一度やってみたかった事を。

 

 

 まあいい。ガードリーダー隊長からの命令を伝える。

 「蒼皇艦隊は回廊宙域の哨戒を行い、当該宙域に潜伏していると推定される

アヴァロン軍艦隊を捕捉撃滅せよ」
とのことだ。

 

 

 勅命、謹んでお受けいたします。臣の働きにて閣下の宸襟を安んじて奉りましょう。

 

 

 司令ふざけすぎです!群馬参謀申し訳ありません(汗

 

 

 いやかまわない。以上だが何か他にあるか?

 

 

 そうですね。敵はどれぐらいいるのか確認しておきたいのですが。

 

 

 隊長からの情報によると・・・およそ8000ほどだとの事だ。

 

 

 ほお、ずいぶんと少数ですね。隊長のことですからもっと激戦地に送られると思ってましたよ。

 

 

 ・・・それでは通信を切るぞ。武運を祈る。

 

 

 

 







 ・・・本当にこれでよろしいのですか?

 

 

 ああ、最近の蒼皇軍の勢力拡大は我が長剣連合にとっては喜ばしいことではない。

少しは勢力を消耗するのも良い機会だろう。

 

 

 しかし、下手をすれば戦死することもありえますよ。

 

 

 それこそ、その時はあいつが死んだ後に残った勢力圏を他の後援者に

分け与えれば良い話だ。
ハハハハハ(黒笑

 

 










 

 

 それにしても今回は楽な戦いになりそうですね。

 

 

 油断は禁物、と言いたいが。確かに我が艦隊は1万隻。敵は8000隻では

よほどのことがなければ負けることはあるまいよ。

 

 

 レーダーに敵影!敵艦隊前方に確認しました。

 










 

 

 敵艦隊の総数約2000隻?どう思う参謀長。

 

 

 おそらく敵の囮部隊と思われます。我が艦隊が交戦で足を止めた所で

後背より挟撃をかけてくるかと。

 

 

 ならば敵本隊が来る前に前方の敵を撃滅するだけのこと。

全艦砲撃戦用意、ファイエル!

 

 

 ファイエル?

 

 

 銀英伝の中で帝国軍が「撃て」と言う時に言う言葉だよ。

 

 

 なんだ、ドラコルル。お前は知っているのか。

 

 

 まあ、司令に無理やり見せさせられたからね(苦笑

 

 

 どういったお話なんですか?

 

 








 

 

 

 今よりずっと未来。人類が銀河に広く広がった時代。人類は専制国家「銀河帝国」と

民主主義国家「自由惑星同盟」に別れ
150年近く戦争をしていて、

物語はその戦争末期の両陣営の二人の大英雄「ラインハルト・フォン・ローエングラム」と

ヤン・ウェンリー」を中心とした英雄たちの歴史を描いた物語だよ。

 

 

 こりゃまた。あいつが好きそうな話しだな。

 

 

 ってことはさっきの蒼皇さんの台本は帝国側の話しですね。















 

 

 

 ご名答。主人公の一人ラインハルトとその親友の「ジークフリード・キルヒアイス

の会話だね。

 

 

 そのキルヒアイスって人h

 

 

 おい、お話し中悪いが敵別働隊がご到着だ。

 










 


 

 

 タイミングが遅いですな。囮の艦隊はすでに死に体。回頭後直ちに交戦致します。

 

 



 さっきも思ったんだが何故わざわざ互いに正面を向けて交戦する。

軍艦は普通同航戦だろ。



 

 

 銀英伝の世界の艦船は基本主砲は正面に向いている。側面にも砲はあるが、

正面方向が最大火力だ。

故に艦隊戦では互いに相手の側面か背面を突こうと機動するわけだ。防御も弱い。

特に背面は砲も無いから致命打になる。

 

 

 司令、敵艦隊の後方に回りこむことに成功しました。ここは一気に・・・。

 

 

 うむ、全艦「ワルキューレー」を発艦!近接戦闘に持ち込め!

 

 








  

 

 やっと出番か。百足川でるぞ!

 

 

 あれがワルキューレですか。

 

 

 帝国軍がしようする戦闘艇だ。ちなみに同盟軍のそれは「スパルタニアン」と言う。

 









 

 

 

 

 敵艦隊旗艦を撃沈!残存艦も逐次掃討中です。

 

 

 戻ったぞ。ずいぶんあっけない戦闘だな。

 

 

 ワルキューレは健在な敵艦隊相手では対空砲で被害が増すだけだ。

必然戦闘終盤のトドメをさすことになりやすいんだ。

 

 

 それでもあっけないですね。全艦本国に帰投でよろしいですか司令?

 

 

 ・・・一応本宙域の哨戒を完全終了したのち、撤退としよう。

 

 

 了解です。

 

 

 まだ何かあると考えているんですか?

 

 

 「あの」隊長からの命令にしては楽すぎる戦いだ。たぶん何もないとは思うんだが・・・。

 

 

 残念ながら何か発生だ。前方アヴァロン軍艦隊発見!

数およそ
9000隻!

 

 

 チッ!やはりまだいたか。もしあのまま撤退を開始していたら今頃背後から

火達磨にされてたぞ!

 













 

 

 

 待ってください・・・。本艦右舷、3時方向より別の艦隊が接近!

アヴァロン軍艦隊、数同じく9000隻!

 

 

 な、なんだと!

 

 

 

 







ロングソード連合 本部

 



 それでは蒼皇さんは3倍近い敵のいる宙域に出撃したんですか!?

 

 

 そうだ、そのことを知らずにな。

 

 

 まさかそのまま戦死なんてことには・・・。

 

 

 それはないだろう。あの男の事だ、気がついた時点ですぐに撤退するだろう。

問題は。

 

 

 問題は?

 

 

 隊長の本当の狙いは敵前からの逃亡を理由に蒼皇への何かしらの処分を行うことだろう。

実際、宙域外縁にはすでにキリュウ・ぼーぱるばにーといった後援者艦隊が向かっている。

 

 

 つまり進んでも地獄、戻っても地獄というわけですね。

 












 

 新手の敵、右側面より我が艦隊に砲撃を開始、突撃しつつあり!

右翼艦隊より「指示をこう」との緊急電!

 

 

 クッ!倍近い艦隊に挟撃されるとはッ!事前情報とはなんだったのだ!

 

 

 司令!このままでは!

 

 

 (どうする!?この態勢で戦闘を継続したら我が方が圧倒的に不利。しかし

このままでは撤退も至難の業・・・)

 

 

 ・・・蒼皇さん、いいでしょうか?

 

 

 なんだい、アイチ。

 

 












 ここは艦隊を急速後退させてみませんか?うまくいけば右側の艦隊が前面を

通過する形にできるかもしれません。

 

 

 アイチ、作戦をたてる時は自分にとって都合のいい所だけ見てはダメだよ。

後退しようにも今のままでは前方の艦隊が喰らいついてきて離れられないだろうね。

 

 

 ダメですか・・・。

 

 

 いや発想自体は悪いものじゃない。ようはそういう事態になるよう持っていけば・・・。

ありがとうアイチ!おかげで勝てるかもしれない!

 

 

 え!?

 









 

一会戦中に3回しか使えない高威力攻撃、前方の固定地点にむけミサイル攻撃を行う

(事実上無誘導のロケット弾)







 

 前方の敵艦隊に向けて艦隊全艦ミサイル発射!発射後急速後退に備えよ!

 

 

 全艦直ちにミサイル発射、目標前方敵艦隊。加えて急速後退用意!

 

 














 
 前にいる艦隊が後退を始めました!

 

 

 今だ!艦隊急速後退!右の敵を受け流せ。

 

 

 なるほど、ミサイル攻撃に怯んで敵が後退するのに合わせたのですか。

相手の心理を読んだ行動。流石です司令。

 

 

 いやアイチのアイディアを聞いたおかげだ、やはりアイチは私にとっての

キルヒアイスだな(笑

 

 

 そんな事ないですよ(恥

 

 

 さて、安心するのには少し早いなドラコルル。このまま時計回りに軌道。

敵二個艦隊を纏めて相手にしてやれ。

 

 

 了解。

 











 

  

 司令とアイチ君の特殊スキルで戦力の回復と攻撃力UPしている今こそ好機だ。

各艦このまま一気に畳み掛けろ。

 

 

 珍しく熱くなっているじゃないか参謀長殿(笑

 









 

 

 

 こう見えても元々は宇宙戦艦の指揮官だったんだ。久々の宇宙での戦闘、

嬉しくて当然だろう。

 

 

 それは失礼。ところでいつも敬語はどうした、素に戻ってるぞ。

 

 

 おっとこれは失礼。百足川さんの出番もそろそろあると思いますよ(笑顔

 







 

 

 


 その格好も暑いでしょうからね。

 

 

 ほう、言うじゃないか(怒笑

 

 










 

 

 

 よし敵の後背をとった。艦隊陣形を鶴翼陣形に変更、半包囲して袋叩きにしてやれ。

 

 

 あれ?ドラコルルさんはどうしたんですか?

 

 

 それが気がついたら艦橋の隅にボロ雑巾の如き有様で転がっていた(困惑

 

 

 こちら空戦隊、出撃許可願う。

 

 

 よろしい出撃を許可する、敵艦隊はもう死に体だ。止めをさしてこい。

 

 

 友子さん、無事に帰ってきてくださいね。

 

 

 当たり前だ、大物を期待して待ってろアイチ。

 

 










 

 

 あいつ本当に敵旗艦を沈めたよ・・・。

 

 

 すごいです友子さん!

 

 

 艦隊陣形を紡錘陣に変更。一気に止めをさせ!

 









 

 

 

優勢状態から一転して劣勢に陥ったアヴァロン軍艦隊は終始、蒼皇艦隊に翻弄されついに全艦撃沈、

虚空に残骸を浮かべるに至る。

 











 

 

 

一説にはこの宙域を通過する隊長艦隊(誤報)を奇襲するために展開していたとも言われる

アヴァロン軍艦隊は壊滅し、以後アヴァロン軍の宇宙方面での活動は下火となってゆく。

 

 






 

 

 

 ではアヴァロン軍艦隊は倍以上の戦力を有しながら壊滅、蒼皇の艦隊は

損害僅かということか?

 

 

 いえ、蒼皇の艦隊も少なからぬ損害は出したと報告がありました。ただやはり

戦果に比べれば微々たるものと言っていいと思います。

 

 

 そうか、本当に悪運の良い奴だ。天王寺、あいつが今回の事気がついていると思うか?

 

 

 ・・・私の勘ですがたぶん気がついたと思います。

 

 

 そうか、ならば今度は彼奴が仕掛けてくるだろうな。どんな反撃を企んでいるのやら(黒笑

 

 

 




 

後日、天王寺がこの会話を思い出したのはまさにその反撃を受けている最中のことだった。

 


 

終わり

 

 

 

 









 ドラコルルさん。

 

 

 ん?どうかしましたかアイチ君?

 

 

 さっき聞きかけた事の続きなんですけど、いいですか?

 

 

 あぁ、なんだい。

 

 

 さっきも蒼皇さんが言っていた「キルヒアイス」ってどんな人なんですか?

 

 

 主人公ラインハルトにとって唯一にして最大の友人であり、

同志だった提督だよ。

艦隊指揮に良し、白兵戦に良し、人格も抜群と作中屈指の名将だよ。ただ・・・。

 

 

 ただ?

 











 作中でラインハルトを庇って暗殺者の手にかかって死んでしまうんだ。

ラインハルトにとっては己の半身を裂かれたに等しい痛手であり、悲しみだったよ。

 

 

 ・・・。そうですか、ありがとうございました。

 

 

 ?いや、どういたしまして。





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