※このプレイ日記は2014年10月30日に後援者のスイマーさんが製作したものです。










 つかさ殿、竹中殿を見かけませんでしたか?


 竹中ちゃんは見てないなぁ。半兵衛ちゃんならそこにいるみたいだけど。














 あの「竹中半兵衛」ではありませんよ!

たしか「織田信奈の野望」とかいうアニメに出てくる「竹中半兵衛」ですよね。


 でも不思議にも私たち以外には竹中ちゃんに見えているみたいなんだよね。


 なんとも面妖な。全く、piaキャロに仕事に行ったまま帰ってこないじゃないですか。


 ねえねえ、半兵衛ちゃん、何か知っている?












 私は竹中さんにここにいるように頼まれただけです・・・。グスっ。


 くっくっく。北陸華撃団の諸君、元気にやっとるかねぇ。


 ちょうどいいところに。小和田、ちょっと聞くが竹中殿を見て何か思わんか?











 なめるなっ!確かに美男子かもしれんが、俺にはそんな趣味はない!


 あ、やっぱり、竹中ちゃんに見えるんだね。


 無礼な貴様らだ。フン、なんだか無性に気分が悪くなったわ。

今日はこれで帰らせてもらう!


 あ、今日は何もしていかないんだね。お疲れ様でした〜。


 どうやらあの不思議幼女の力のようですな。小和田の体調が急に悪くなったように

見えましたからね。



 で、リジュちゃん、竹中ちゃんに何か用事でもあるの?


 いやいや、用事というほどではないのですが、スイマー将軍のご実家から面白いものが

見つかりましてね。
竹中殿にもお見せしようかと思っていたのです。


 面白いもの?


 この自由帳です。中を見てみてください。












 スイマーちゃんの自由帳かぁ。どれどれ・・・すごい!

ゲームの情報、データーがぎっしり書き込んであるね。


 どうやら、この自由帳はスイマー将軍が小・中学生くらいの時に書き込まれていた

ノートのようです。











 えっと、1ページ目は「ファイナルファンタジーV」の青魔法リスト、

調合リストがびっしり書いてある・・・。


 スイマー将軍の小・中学生時代。当時はインターネットもそれほど普及しておらず、

携帯電話もまだまだ普及していなかった時代です。

ゲームの攻略情報は「ゲーム雑誌」あるいは「学校での友人との情報交換」が

主だったようです。



 なるほどね。それでこんなノートが製作されたわけだ。











 今でこそ中学校に携帯電話を持ち込む中学生もそれなりにいるでしょうが、

当時は基本的に勉強道具以外を学校に持ち込むことは

禁止されていたようですからね。


ゲームはもちろんのこと、ゲームの攻略本や雑誌も当然ダメだったでしょう。

しかしながら自由帳ならば問題なし・・・ということで当時の中学生の涙ぐましい努力と知恵の結晶が

このノートということです。


 そういうことかぁ。不便な時代のようにも感じるけど、学校での友達との情報交換などは

大事だったのだろうし、それはそれで良い時代だったのかもしれないね。


 スイマー将軍は当時から水泳選手だったこともあり、なかなかゲームをする時間もなく、

ゲーム攻略を先行するご友人の情報を学校で得て、それで効率よくゲームを

すすめていたようです。













 昔はゲームの発売日に長蛇の列なんて話もけっこうあったみたいだよね。

今でも時折あるけど、ネット通販もあるから昔ほどなくなったみたいだよね。


 いつの時代も誰よりも早くゲームを入手し、だれよりも早くクリアしたいという

ゲーマーの欲望は変わらないですよ。

もっとも最近はすぐにインターネットに攻略情報とかが載ってしまう時代ですし、

オンラインゲームに至ってはクリアという概念そのものがない場合もありますけどね。


 それでリジュちゃんはこのノートを使ってどんなこと考えているの?


 はい。5ページ目を開けてみてください。「ドラゴンクエストV」の情報

書いてあると思います。


 そうだね。仲間になるモンスターリストとか・・・。


 はい。そのモンスターリストの下の方を見てみてください。赤ペンで気になることが

書いてあるでしょう?



 アイテム「イブールの本」を使ったあとに「イブール」を倒すと低確率で

仲間になる?
・・・って書いてあるね。


 はい。最後に「?」という点が非常に気になりますが

これを検証してみたいと思います。

















第1267弾





ドラゴンクエストX












 ついにドラクエVなんて超大作のプレイ日記に取り掛かるわけだね。

 いえ、まともにプレイ日記を作成していたら時間がいくらあっても足りません。

これだけの大作、ゲーム内容を今さら書く必要もないでしょう。

今回のミッションはあくまで「イブール」を仲間にすることです。早足でいきましょう。



 ドラクエV、ボクはやったことないんだ。

とりあえずボクができる限り進めておくから途中でリジュちゃんにバトンタッチするね。

 わかりました。つかさ殿、早速ゲームスタートをお願いします。










 ガンガンすすめるよ〜。

 さて、つかさ殿がゲームを進める間に今回のターゲットについて説明しておきましょう。











<イブール>

「光の教団」の教祖。ゲームの終盤の決戦の地となる魔界へ行く前の最後のボスキャラとして

主人公たちの前に立ちふさがる。

ラスボスの腹心とも言うべき立場にあり、ドラクエVにおける「バラモス」のような存在。






 何よりもこのボスキャラの注目すべき点はスーパーファミコン版について言えば、

『色違いの敵が他にいない』オリジナルグラフィックモンスターであることが挙げられます。

ドラクエVにおいては重要なボスである「ゲマ」「ジャミ」なんかも同じグラフィックや

色違いの雑魚モンスターがいますからね。

使い回しの多いドラクエVにおいては特別扱いされているボスキャラと言えます。








<ゲマ>

※SFC版では「ネクロマンサー」という同色の同じグラフィックの雑魚キャラが登場する。










<ジャミ>

※SFC版では「ラムポーン」という同色の同じグラフィックの雑魚キャラや

色違いの「ケンタウラス」という雑魚キャラが登場する。




 ということでゲームはつかさ殿に任せて私はひと眠りするとしましょうか。










 



<少年期>








 



<青年期・前半>









〜プレイ開始から9時間後〜







 すやすや・・・。

 つかささんもだいぶ頑張ったみたいですね。ではここから引継ぎといきましょう。

現在地は・・・サラボナですか。ふむふむ。













 な、なんということですか。こんな選択場面で交代とは・・・(汗)

どちらを選ぶのが正解なのでしょうか?









 

ドラゴンクエストV、青年期中盤のイベント、ゲーム最大の山場ともいえるイベントでもある。

現在ですら多くのプレイヤーを悩ませる究極の選択。

それが「主人公の花嫁選び」である。ゲームとは別に本まで発売されている。











 こんな時こそ、スイマー将軍の「攻略ノート」です。どれどれ・・・。











<ビアンカ>








<フローラ>





 ううむ。どちらとも美人ですね。













<2人並べて比較>







 スタイルはどちらも素晴らしい・・・。では、軍師としてゲーム攻略面で

考えてみますか。

「フローラ」を選んだ方が冒険には有利みたいですね。

ルドマン氏からの援助アイテムに援助資金。さらに「ベホイミ」に「イオナズン」。

ふむ・・・。










 やはりこういう選択肢は無しですか。あとはストーリー的な検証してみましょう。





@ 父親パパスの手紙から母親を救うためには「天空の装備」が一式必要。

天空の装備を探す旅に出発。


A 「天空の盾」を求めサラボナの町へ。「フローラ」の婿となった者が「天空の盾」を

もらうことができる。


B 「フローラ」の婿候補に立候補。


C 現選択に至る。



 この流れならば、「フローラ」を選ぶのがもっとも正しい選択と言えるでしょう。

決まりましたな。








  


 さて、どんどんすすめていきますぞ!















<青年期・中盤>




 それにしてもこの主人公、奴隷にされたり石にされたり大変な人生ですなぁ。











〜数時間後〜






 むにゃ・・・、あ、リジュちゃん、おはよう。どれだけ進んだ?


 まもなく、イブール戦ですぞ。さきほど、キーアイテムの「イブールの本」も「ルラフェン」で

3000Gにて手に入れま・・・













 ああーっ!!!


 つかさ殿、どうかされましたか?












 子供の髪の色がになってる!!


 な、何か問題でも?


 リジュちゃん、まさか「フローラ」を花嫁さんに選んだの?


 そうですが・・・。


 し、信じられない!!もぅ、この攻略は失敗だよ!


 えええっ!?


 幼馴染の「ビアンカ」を選ばないなんて考えられないよ。なんかやる気なくなっちゃった。

あとはリジュちゃん一人で検証してね。












 なんと・・・。あの選択はつかささん的には間違いだったようですね。

とりあえずやるしかありません。














<イブール戦>




 「イブールの本」を使ってから・・・倒す!!












 倒した・・・。が・・・仲間にならず・・・。もう一度です!









その後、リセットを繰り返し、その回数は30回を超えた。













 だ、だめですな。仲間なる気配がまるっきり感じられません。・・・って半兵衛ちゃん、

真っ裸で何をしているんですか!?(汗)














 水ごりをして・・・「イブール」が仲間になるように祈願していました。


 そ、それはどうも・・・。












 でも・・・イブールを倒した後、戦闘終了後に画面のメッセージがあるってことは

仲間になることはないんじゃないでしょうか・・・?


 た、確かに言われてみればそうですね・・・。半兵衛ちゃん、そんな恰好でいると

風邪引きますよ。やむを得ません。

最後の手段「インターネット」を使って真相を調べてみましょう。










<インターネット情報>





「イブールが仲間になる。「イブールの本」をもっていると大神殿の敵が仲間になる

(可能性がある)は
すべてデマである」
















 なんということ。当時流行った嘘情報だったわけですか・・・。












結論:








イブールはどうやっても仲間にはならない。








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<あとがき>


 

スイマーが小・中学生だった頃、このようなデマ、嘘の噂もたくさんありました。

しかしながら、そんなデマも含め友人との情報交換は楽しかったものです。

今ではデーター解析やインターネット情報ですぐにデマかどうかは判明してしまいます。

今思えば、小・中学生だった頃のゲームが一番楽しめたようにも思えます。