※このプレイ日記は2014年11月19日に神奈川県の蒼皇さんが製作したものです。
第1300弾
機動戦士ガンダム
新ギレン野望
PartB
さて、それでは10ターンまでの各戦線の戦況報告をさせていただきます。
再編後の極東戦線軍部隊は北京付近の未解放地域への進撃を開始。
アフリカ戦線でも妨害を受けることなく部隊は東進を続けており
エジプト解放も時間の問題でしょう。
・・・。
ま、またレビル将軍率いる艦隊がアメリカ西海岸より上陸作戦を開始!
ついに我が軍があのアメリカ大陸に上陸するという彼岸を達成したのであります!
これも一重に同志書記長の指導の成果であり。
・・・宇宙はどうなっておる。
は、はい!敵戦艦1隻とMS複数が攻撃を仕掛け、対応に遅れたこともあって
マゼラン級一隻が大破しております。
敵MSのパイロットはなかなか優秀なようだな。で、その異名を
なんと言ったかな同志補佐官よ?
あ、赤い彗星であります。「赤い彗星」シャア・アズナブル少佐であります、
同志書記長。
赤い彗星!ジオンの尖兵如きが!赤い星を名乗るだとっ!?
許せん!絶対に許せんぞ!
落ち着いてください同志(汗
よし補佐官。全軍に通達だ、
「シャア・アズナブルなる者を連邦人民最大の敵として認識しその首に賞金をかける」
とな!
通達により士気を高めた連邦艦隊、グワジン級を差し置いて
MS隊に突撃集中砲火。シャア機爆散。
からくも脱出したシャア曰く「連邦の戦艦は化け物か!」と言われたとか言われてないとか。
さらにドズル中将座上のグワジン級もしっかり撃沈。戦果をあげたのはワイアット中将。
さすが紳士の国出身の提督。
ちなみに先ほどあげた「キャリフォルニア攻略作戦」
Tターン目に上陸した戦車部隊が一撃で全滅する事態が発生。
犯人はこやつ。ついにザク系以外のMSが登場。
前作「アクシズの脅威」ではこやつがジオン側のバランスブレイカー兵器だったが
今作では弱体化。でも硬い。爆撃をくらっても
「さすがゴッグだ、なんともないぜ!」とか言えるくらいに硬い。
とまあ、いろいろあって11ターン
V作戦の完了か。宇宙空間ではMSを使うようだから(地球解放で本プレイ日記は
終わりなので)まあいいだろう。
だが初の本格量産機の開発計画が「陸戦MSの開発」とはどういうことかね?
開発部の人間は私の話を聞いていなかったのかね?
開発部の人間、多数粛清。
教訓 人の話はちゃんと聞きましょう。
さてキャリフォルニアも解放したしそろそろ良い頃合だな。
はい、さっそく全戦線に対し放送を準備いたします。
親愛なる地球連邦軍の同志将兵諸君!私は君たちの国家元首である書記長だ。
宇宙世紀、この人類が長い年月をかけて遂に築きあげた人類社会の統一と
平和の時代!
それが今まさに危機に直面している。
ジオン公国の新兵器MSの威力と手段を選ばない非人道的な暴挙の数々によって
宇宙では何億人もの尊い生命が犠牲となり、
今その災いは母なる地球にも降りかかっている。
ジオンの侵略者達は宇宙に住む者の自由を勝ち取るなどという
空虚な大義を掲げる一方で、
優秀なる者による世界の管理等という反革命的であり矛盾をした主張をしている。
であるからこそ!
自由・平等・民主主義を掲げるこの地球連邦を我々は守り抜かなければならない!
同志諸君は、まさにその不屈の英雄的精神の下でこの苦難を乗り越えた。
今や敵は進撃の足を止め、諸君の強大な力の前に怖気ついている。
今こそ!総反攻の時である!
地球連邦元首にして全軍の総司令官として偉大なる祖国の指令を
同志諸君に下す!
敵を倒せ!そしてオデッサを取り戻すのだ!
オデッサのために、そして偉大なる祖国の為に立ち上がるのだ同志よ!
これから同志諸君が数えるのは進んだ距離でもない。
倒した敵兵の数でもない!
地球解放への一歩一歩である!
ザクを倒せ!これは故郷の母の祈りだ!地球を取り戻せ!
これが母なる祖国の願いだ!
うろたえるな!諦めるな!全軍進撃せよ!侵略者にトドメを!
素晴らしい演説でした、同志書記長!兵士たちの士気は向上しています。
うむ。
12ターン目にして連邦軍「オデッサ作戦」「ニューヨーク攻略作戦」同時発動
一大反攻作戦が開始
以前にもお話したようにオデッサは敵が最初に降下した地域です。
それゆえ支配期間も最長で多量な鉱山資源を採掘して宇宙に打ち上げているようです。
逆に言えばここを落とせば戦局は一気に変わるということだな。ところで補佐官。
なんでしょうか。
この映像。手前のMSはおろか、後ろの陸上戦艦ですらまだ開発して
いないんだが?(汗
対ジオン用のプロパガンダです、お気になさらず。
オデッサ攻防戦開始
連邦軍 45
ジオン 27
完全に流れはこちらに傾いてきましたな。
ちなみにオデッサの敵最高階級は皆大好き壷中佐ではなく。
なぜか北米から逃げ出しているザビ家4男。
だから特殊技能が「親の七光り」なんだよ坊や。
そしているとそんな壷中佐より通信。
同志書記長、敵は進撃を続行した場合核を撃つといっておりますが、
どういたしますか?
かまわん。連邦軍の攻勢が核の一発や二発で変わるものか。それに・・・。
NKVD(秘密警察)の内偵で反革命分子と判明したエルラン中将を逮捕、
「尋問」したところ連邦に対する反逆、戦争初期の敗北の原因作り、環境破壊、
連邦政府内の汚職問題など数十の罪の「自白」とともにその情報もとっくに入手している。
おお!さすが賢き我らが友、同志書記長閣下!特殊部隊の活躍で
無事核ミサイル発射を阻止できました。
(私的には撃たれていてもたいして問題ではなかったがね)
結局これがジオンの唯一の切り札だったようで連邦軍は順調に進撃。
後続部隊も順次到着し13ターン目
同志書記長!前線より報告。敵軍が退却を開始!
オデッサの解放に成功しました!
さらにニューヨークからも解放との報告!
これで我が軍はアフリカ戦線以外の全戦線で勝利を獲得いたしました!
問題のアフリカ戦線ですが、我が軍のオデッサ作戦開始と同時に
敵アフリカ軍団はキリマンジャロより出撃、
オデッサへの救援の為に北進をしようとしましたが。
オデッサが早期に陥落したことでエジプト前面でこれを迎撃、
多大な打撃を与えることに成功いたしました!
今こそ地上からジオンの侵略者を叩き出し、祖国を完全奪還するときです。
よろしい、キリマンジャロ攻略作戦、開始!
14ターン キリマンジャロ攻防戦
しかし、この戦いはオデッサを超える一大戦闘へとなっていくのである。
前衛部隊にはバニング大尉などのエースを揃え各戦線からも順次増援が送られ、
当初連邦軍上層部ではは消化試合的位置づけの戦いでしかなかった。
しかしジオン軍も新型MS「グフ」等を中核とする戦力を保持、
頑強に抵抗を続け
1ターン中に連邦軍部隊12を撃破するなどの活躍をみせる。
そして最大の原因はこの男!ダロタである。
「誰?」と思ったそこの同志!私も思った!
なんでもガルマの副官を努めガルマ戦死後にガウで特攻をした軍人らしいが
全く記憶にない。
そんな脇役のこの男の乗るガウの為に我が連邦は20ターン目まで!
なんと6ターンもの間攻略作戦を続けなければならなかったのである!
(中央拠点にいるためダメージが回復→攻防最終ターンで敵に増援→以下繰り返し)
最終的な投入戦力は118 全連邦軍の1/3である。
ジオン地上軍最後の輝き、
などと言えば聞こえはいいが連邦軍にとってはとんだ失態である。
・・・あと1ターン長引いていたら全員粛清だったな。
と、ともかくもこれにより地球はジオンの手から解放され
自由と平等の国である偉大なる地球連邦が再び統治することになったのであります!
祖国万歳!連邦万歳!自由よ永遠なれ!
ふむぅ、なんとも味気ない終わりだな。だが最終的に20ターンでの解放は
なかなかの成績だ。
そうですね、たぶん普通にMSつくっていくより早いかと思います。
それに今のジオン宇宙軍は
ザクの改良機とまさかのヅダが主力機ですから(デュバル少佐大歓喜)ただのジムだけでも
十分なくらいです。
何しろまだグフの初期型。宇宙用の新型開発までにグフ量産型や
ドムの段階があるからな。
ある意味史実(原作)以上に連邦に有利な状況だな。
そうだ、ハンデとして今度は宇宙でもMSなしで戦争を継続してみるのはどうかね補佐官。
恐れながら同志。それはもはやガンダムでもなんでもないですよ。
終わり
おまけ
(あくまで私、蒼皇の考えた二次創作ですのでお見知りおきを)
一年戦争後(連邦公式名称 大祖国防衛戦争)の連邦陸軍・空軍兵器紹介
「祖国」と呼ばれた名戦車 61式戦車
一年戦争時地球連邦陸軍の主力戦車として採用されていた本車は
連邦が保有していた唯一のザクに対抗できる先頭車両であった。
だが本車の搭載していた155mm連装砲はザクに対して有効ではあったものの
全高の高いMSの射撃は比較的装甲の薄い砲塔上部を容易く貫通することができ、
宇宙での大敗により士気の低下していた連邦軍戦車隊の損害が多大であったのも
事実である。
それでも61式戦車は地上のありとあらゆる戦場において常にザクと死闘を繰り広げた。
搭乗する戦車兵にとっては祖国奪還という大義ももちろんであるが
それ以上に「陸の王者」としての誇りが彼らを、そして61式戦車を戦場へと
導いたのである。
最終的に本車は連邦地上軍の主力として緒戦から総反攻までの全期間を戦い抜き、
王者の席を守りぬく。
兵士たちから「祖国(ロジーナ)」と呼ばれ愛された彼の王者の血統は今日も連邦地上軍の
主役として地上に君臨している。
連邦軍の守護天使 フライマンタ
一年戦争を通して連邦空軍主力戦闘攻撃機の地位にあった本機の活躍は
今日も各地にある戦争博物館の展示として残るザクの残骸からも見て取れる。
本機と61式戦車に統合的運用がザクを、
ひいてはジオンの侵略者を撃退する原動力となったのである。
対空・対地両面において優秀な能力を持った本機は前線将兵から「守護天使」として崇拝をされ、
また地上戦の初期に本機の生産が滞った時期があり、
当時の連邦最高指導者であった書記長が
「地球連邦は水やパンと同じようにフライマンタを欲する」との激励の通信を
生産工廠に送ったとの記録がある。
本機の系譜は「ガルーダ・ドクトリン」(後述)以後も地上部隊の直掩任務にその系譜を存続させ、
地上軍将兵に天使の加護を与えている。
MSを滅しMSを復権させた悲劇の爆撃機 デプ・ロック
戦後、多くの元ジオン将兵が戦時中のことを自伝や証言として残すなかで
必ずと言っていいほど彼らが恐れた連邦軍部隊がデプ・ロック爆撃機による大編隊である。
この大型機が搭載した爆弾の量は直撃できればザク小隊を壊滅させるに十分な量であり、
命中率の低さを大編隊での絨毯爆撃により補った戦術に対して
ジオン軍は全くなす術を持っていなかったのである。
戦後の連邦軍首脳部もTIN-コッドなどによる制空圏の確保と
その下での本機による絨毯爆撃という運用が連邦軍勝利の要因であったと正しく理解し
その戦術の拡大改良へと発展をしていくこととなる。
その結果連邦空軍は新たな戦略ドクトリンとして半永久的航行能力を持つ巨大飛行母艦と
それに艦載された本機やその発展型による地球全域の絶対的制空圏の維持及び
即応的な地上攻撃能力の獲得を内容とする「ガルーダ・ドクトリン」が発案、
本機とその系譜は以後も連邦空軍の主力としての地位に君臨するはずであった。
しかしこの新ドクトリンの成立は、かつてデプ・ロックが地上から一掃したMSに
新たに空という舞台への可能性を開くこととなる。
結果連邦軍内のMS主導派により数々の可変型MS(高々度迎撃型・対地襲撃型等)が開発され、
デプ・ロックの系譜は火力・機動性・対応力などほぼ全ての要目において敗北し
その経脈を絶ってしまうのである。
デプ・ロックは確かにその多大な活躍によって地上におけるMSの可能性を消滅させることに成功した。
しかしその活躍には自らの領域をMSに譲る結果にもなったのである。
今日においてもデプ・ロックの名は一年戦争時の活躍と戦後の悲劇的終幕により
歴史に残るのである。
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