※このプレイ日記は2015年2月15日に後援者のりんごさんが製作したものです。
「みなさんお久しぶりです。久しぶりの投稿になりました。」
「今日は、パンドラの塔というゲームを紹介します。」
「Wiiのゲームですね。」
第1350弾
パンドラの塔
・ストーリー
「獣の呪い」により、刻々と醜い獣の姿に変わりゆくセレス(ヒロイン)。
呪いを解くため、「オレイカルコスの鎖」を手に、
異型の獣が闊歩する「十三訃塔」に赴くエンデ(主人公)。
二人の唯一の希望は、「十三訃塔」の奥深くに鎮座する「主(あるじ)の肉」が呪いを解く鍵になる、
というグライアイの言葉。
「人間に戻って、再び二人で一緒に暮らそう」呪いに屈することなく固い誓いを交わした二人の絆の物語。
(公式サイトより引用)
…専門用語が多いので、かいつまんで説明しますと、
ダンジョンの奥に潜むボスを倒してヒロインを救おう!という、
極めて王道なストーリーです。
極めて王道…ですが、このゲームの設定には、
全年齢のゲームにしては中々エグい設定が多いので、苦手な人はプレイしていて
辛いかもしれませんね。
(設定の一つに、宗教上の理由でベジタリアンのセレスに、生物兵器として軍に作られた主(あるじ)。
おそらく元人間の肉を食わせ、病気の進行を食い止める事がその一つです。)
WiiのゲームでCERO;D。
しかも任天堂が発売元でありながら、グロテスク表現の注意書きがなされているのを、
初めて見ました。
(グロテスク表現の注意書き。プレイ前は、どうせ大した事無いだろうと、
浅はかに考えていました…)
「と言っても、バイオハザードを平気でプレイできる人でしたら、問題ありません。」
(ヒロインのセレス)
(セレスと積極的に会話をして、仲良くなりましょう。)
(呪いの進行を食い止めるため、渋々肉を食べるセレス。
どこからどうみても心臓です。本当にありがとうございました。)
(本当に食べてしまったのか…)
・メインキャラクター
・エンデ(22歳)
(画像はステータス画面です。)
金髪で物静かな青年。獣の呪いにかかったエンデを救うべく、激戦地である十三訃塔へと向かう。
元傭兵であり、剣の扱いに長けている他、機械に強い。
かなりまともなイケメンです。それなりに社会的な地位もあってお金も持っていましたが、
それら全てを捨ててまで、セレスの支えとなる事を決意します。
何故エンデがセレスを助けるのか、その理由は…ゲームをプレイしましょう。(笑)
・セレス(18歳)
青髪の大人しい少女。獣の呪いにかかり、療養中。
エンデが十三訃塔から持ち帰る主肉を毎日摂取し、毎日を生き延びている。
語学に堪能で、十三訃塔から得られる情報を解読し、エンデを助けている。
(獣の進行とともに、醜い姿になっていき、エンデとの交流が少ないと、ストーリー半ばで
強制的にBADENDに…。
獣状態のセレスの見た目は、苦手な人も多いため、画像は載せません。
気になる方は検索してみましょう!)
「蓮コラが苦手な人はやめておいたほうがいいですよ。」
・肝心のゲームシステム
このゲーム。任天堂製のアクションゲームだけあってか、非常に面白いです。
「オレイカルコスの鎖」(以下鎖と略称)を使用し、ダンジョンの謎を解いたりする他に、
敵の体に鎖を巻きつけ、振り回す。鎖で敵の武器を奪う。鎖でアイテムを拾う。
鎖で敵の視界や動きを制限する。など、多彩なアクションが可能です。
(鎖を使用して、ステージのギミックを動かしています。)
「Wiiヌンチャクで敵を振り回すのは快感です!」
一通りプレイした感想としましては、謎解きはゼルダの伝説シリーズ。
アクションのシビアさや難しさはデモンズソウル。
ヒロインであるセレスとの交流は、ラブプラスやときメモの様なギャルゲー。
といった感じでしょうか。
(アイテムを貢いでプレゼントして、セレスの好感度を上げましょう。
可愛いアクセサリーなどをあげると喜びます。)
ただし、ダンジョンである「十三訃塔」の攻略中にも、セレスの呪いが進行するため、
デモンズソウルにさらに時間制限が付き、
かつゼルダの伝説並みの謎解きも要求されるので、
難易度はかなり高い印象を受けました。(何度かプレイを断念しかけた事も…)
(十三訃塔一覧。下に表示される塔ほど難易度が上がっていきます。
ちなみに一番上に表示されている管理塔がセレスのいる休憩所です。
(平和な管理塔内の風景。ここでエンデ達は甘い新婚生活を送っています。)
・ストーリーの出来具合
最近のゲームは、あまりストーリーに力を注がず、あくまでストイックにゲーム性を追求した
作品が多い中、
この「パンドラの塔」は、かなり丁寧にストーリーが組まれていた気がします。
ゲームの要の設定である、「獣の呪い」とは?ヒロインであるセレスが、何故獣の呪いを受けたのか?
「十三訃塔」とは何の目的で建造されたのか?
そんな、プレイ中に沸く疑問を、起承転結をしっかりと抑えながら、
最後の最後まで中だるみする事なく、中途半端に謎を残す事も無く、
すっきりと終えました。
ゲームの進行と共にアーカイブスが更新されて行くなど、各所にモチベーションを下がりにくい
配慮がなされていて、継続してゲームを楽しむことができました。
総評
・wiiのゲームでありながら、不気味な雰囲気を醸しつつ、お子様完全お断りの大人向けの
生々しい会話がされたり、
時間経過と共に、蓮コラの様なグロテスクな姿になるヒロイン。
など、任天堂らしからぬ、面白いゲームでした。ストーリーだけでなく、難しい謎を解いた時の爽快感や、
デモンズソウル、ダークソウルといったソウルシリーズを彷彿とさせる
シビアな戦闘など2014年度にプレイしたゲームでは、個人的に指折りの完成度を誇るゲームです。
Wiiを保有していて、且つホラーが苦手な人でなければ、是非とも一度はプレイしていただきたい
ゲームです。
「ソウルシリーズほど難易度は理不尽ではありませんし、ゲームオーバーになっても
リスクなしで生き返ることが出来るので、プレイ自体はストレスフリーな方です。」
「ソウルシリーズは頭がハゲるかと思うくらい難しかった…。」
「じゃあ次はダークソウルのレビューを…」
「俺にやれったって知るかい。」
「なんですかそれ」