第１０００弾
ガンヴァルケン
Ｐａｒｔ⑦
第１０００弾
ガンヴァルケン
Ｐａｒｔ⑦
各地で欧州アジア連邦、通称・欧亜連のシャトル基地を攻撃する環太平洋合衆国。
合衆国の傭兵部隊として、ロングソード連合はウクライナの基地へ突入するが
そこで待っていたのは恐るべき火力を誇る陸の要塞・デュアルビックフッド。
「ただデカいだけ」。そう思いこんでいた代償は大きく、ガードリーダーは初の敗北を喫する。
デュアルビックフッドのパワーはツヴァイバイニヒより遥かに上だった。
ウクライナ上空
強襲揚陸艦イージス
アチチチ。薬じゃ。薬をつけよ。
あの爆発の中、よくご無事で。
無事じゃないよ。俺のレベンディックはとうとう壊されちまった（泣）
隊長自身は軽傷です。2ターンも休めば全回復するでしょう。
2ターンって。GNEXTじゃあるまいし（汗）
そういや早苗さんの3号機はどうなった？
隊長に続いて撃墜されました。重傷のため病院に搬送中です。
早苗さんもやられたか。これでレベンディック部隊もオシマイか・・・。
もともとはJD殿下の諜報戦によって入手した敵側のAS。予備はどこにも・・・
予備ならあるわよ。
ええっ！？
ガードリーダー君が無事でよかったわ。思ったより元気そうね。
は、はい！このとおりたとえ正義が相手でも闘えます★
レベンディックをまた入手できたんですか？
ええ。合衆国が入手していた三機。全部もらってきたわ。
合衆国側からはシュペルヴァルケンって新型機を使ったらどうかと言われたけど、
丁重にお断りしたわ。
ガードリーダー君にレベンディックより相応しい機体はないでしょう。
さすが祥子先生！わかってらっしゃる☆
ですが祥子先生。デュアルビックフッドのパワーは通常のASの比ではありません。
レベンディックが補充されたところで、撃退されるのは目に見えています。
その点に関してはぬかりないわ。殿下くんに任せておきなさい。
JD殿下に？？
ガードリーダーが愛した偉大なる名機、レベンディック。
火力と装甲が優秀な傑作機だが機動性と発展性に欠けたため、ついに
「第四次大戦最優秀機」の称号は得られなかった。
レベンディックの弱点は機動力と限界性能の低さ。
デュアルビックフッドとの戦いを見たイージスの整備長・JDは合衆国から届けられた機体を
大幅に改造。
レベンディックを超えたレベンディックを生み出したのだ。
つまり、レベンディックの改良型ってわけッスか。
改良などではない。文字通りの生まれ変わりだ。火力、装甲、機動性・・・・
どれをとってもこの機体に並ぶものはない。
むむむ。
見たまえ、これが新しいレベンディックだ。
こ・・・これは！！
レベンディックLS型。その名の通り、ガードリーダー専用レベンディックだ。
レベンディックLS型！！
青いレベンディック。隊長専用機か・・・！
一番の変更点は武装だな。火器管制システムを入れ替えて多彩な武装を実現した。
特に新兵器のバンカーソードは驚異的な破壊力を生み出すだろう。
す、すげえ。
他にも自立型無人戦闘ポッド「アンファン」を搭載している。
あんふぁん？
GNEXTでいうとファンネル、ビットのようなものか。
時間と資材の関係で1機のみの完成になったが、このレベンディックLS型1機で
合衆国2、3個師団の戦力になるはずだ。
欧亜連に対抗できる機体はまずあるまい。
素晴らしい。ロングソードの精神が形となったようだ。
ありがとうございます、JD殿下・・・！！
合衆国の試作機シュペルヴァルケンをも凌駕する最強カスタム機が誕生した。
その名はレベンディックLS型。
ガードリーダーは生まれ変わった青い守護神とともにシャトル基地に再攻撃開始。
LS型の性能は素晴らしく、圧倒的な火力で敵防衛部隊を蹂躙。
シャトル基地に巣食う忌まわしき機動兵器、デュアルビックフッドと再戦だ。
生きていたのか。しぶとい男。今度こそ止めをさしてやるッ。
バカ女め。このLS型は以前のレベンディックとはわけが違うぞ。
九州の田舎侍が！多少の性能アップで機動兵器に勝てると思ってるの？
今度こそ最期よ、コナゴナになって死んじゃえ！
レベンディックとの違いを試すため、あえてベタ足のゴリ押しで攻撃。
アンファンの自動攻撃やレーザーライフルの攻撃力もすごいが、特筆すべきは防御力。
陸の戦艦と呼ばれたデュアルビックフッドの攻撃を跳ね返し瞬く間に粉砕した。
このデカブツめ、落ちろ！！
こ、このデュアルビッグフッドがやられるなんて・・・・ヒイッ！！
機動力を使わず正面から撃ち合って粉砕したぞ。装甲もすごいな。
敵最終防衛ライン突破に成功したガードリーダー。
ウクライナ攻撃の総仕上げは大型シャトル「エスポワール」の撃墜。
青き死神が欧亜連の「希望」を噛み砕く・・・！
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