シュメルツを作ろう!


文:ガードリーダー






曲線美という表現が適切だろうか。


「重装機兵VALKEN」に登場したザコ敵・シュメルツはある意味ヴァルケン以上に美しいフォルムを持っていた。


ゲーム中は優れた性能を発揮する事は無く、大気圏突入の際にベルダークの部隊が使っていたのみである。


このシュメルツはどう見てもフロントミッションのゼニスシリーズにソックリなのである。


どちらが真似たのはわからないけれど、とにかくVALKENではふがいない所ばっかりだったので


フロントミッションの世界でリベンジを果たそう。


シュメルツこそヴァルケンを超える名機であるとOCU、USNの連中に見せつけてやるのだ!




 


ボディはゼニス。両腕とレッグははゾラ3A。武器はイグチ5式ライフルまたはズィーガー。


ゼニスのデザイン自体がシュメルツに似ているのでこうなるとシュメルツにソックリである。


シュメルツ実機が指向性ミサイルを積んでいるので左肩にランチャーを装備しようかと思ったが、適正武器が無かった。


とはいえこの装備。前半ステージ以外活躍できません。


まあパーツやライフルを変えれば使えるんでしょうがそれではダメです。


結局、名機シュメルツをハフマン島で使用するにはちょっと無理があったみたいですw



例のごとく、アルフ・ベルダーク少佐専用のシュメルツS型も作成。









では次のミッション。


実際にこのシュメルツをモデル化できないか?








…ゼニスのガレージキットを改造するのはあまりにも高額で技術的にも無理。


2004年の冬、ジャンクパーツをあさっているうちにようやく母体が見つかりました。


机の引き出しにたぷり眠っていたMSセレクションです。









MSセレクションはガンダムのゴム製人形で、ガチャガチャで発売。(1回200円)


このシリーズは正直あまり好きではなかったのですが…。


2001年くらいのことだったと思います。このシリーズをある人より贈呈されました。


それがロングソード航空参謀Yoshimuraで、彼はメタスを贈呈してくれました。






見てのとおり、このメタスはかなりダサダサで部屋には飾れぬカッコ悪さ(笑)


頂いたのは嬉しいけれど、置き場に困り仕方なく引出しに封印しちゃいました。


…それから数年たって、ようやくメタスが世に出る日がやってきました。












白い悪魔、シュメルツ参上!



見違えるように変化したメタスは、欧州アジア連邦のシュメルツに生まれ変わった。


見ればわかると思いますがメタスにジャンクパーツをくっ付けただけです。


メタス独特の隙間がある胴体をカバーするのがえらく大変でした。


武器は自作。頭部はメタスのやつをベースに使って改造しております。


それにしても・・・今回は私にとって本当に疲れる作業でありました。





これは完成直後の写真 (2004年冬撮影)






 

大きさはMSセレクションがベースなので、かなり小さめです。


シュメルツの右にいるのが1/144スケールの旧ザクと考えてください。









まだまだ改良の余地があるシュメルツですが、一応かたちにはなりました。


これがメタスがベースだなんて教えなければほとんどの人には分からないでしょう。






メタスからシュメルツへ。


ありえない変貌を完成させた自分にちょっとだけ酔いしれました(笑)


え?ベルダーク少佐専用機?すみません、2体目作るのはちょいと勘弁です(笑)






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