※このプレイ日記は2014年1月13日に神奈川県の後援者、蒼皇さんが製作したものです。







第990弾





RUSE


PartE




 


エルベ川

チェコ・ポーランド国境付近から流れ始めドイツ東部を抜け北海へと注ぐ

、欧州第14番目の長さを誇る大河。
史実において1945年4月25日ナチスドイツへ東西より進撃していたアメリカ・ソビエト両軍が

この川流域にある都市トルガウで出会い
両軍の健闘を讃え、恒久的平和を誓った「エルベの誓い」の舞台となった。
 









 
 
 書記長!カイザーより入電「レッドオクトーバー」です!
 
 うむ、よくぞここまで敵機を引きつけてくれた。

今度はこちらが報いる番だな。
 
同志兵士諸君!右翼戦線で勇戦している戦友たちの為にも!

今こそ我らの真の力を見せつける時だ!
 
同盟軍総反攻作戦「レッドオクトーバー」始動!
 









レッドスター兵 「Ураааааа!!」
 
 





 アルバトロス軍は順調に敵を撃破しているようだな。

このままいけば・・・
 

(アヴァロン兵) 応答せよ!司令本部、応答せよ!
 
 なんだ、騒々しい。またレッドスターの連中が突撃をしてきたのか。
 










 
 違う!現在敵軍による想像を絶する規模の砲撃を受けている!

防衛ラインはほぼ壊滅!
 
 何を言っている?
 
 更に敵レッドスター軍とおぼしき機甲部隊の大軍が!
 
 落ち着け。敵同盟軍は現在防戦中だ。そんな大規模砲撃ができるわけがないし、

機甲師団もいるわけがない。
 








 
 信じないなら来て見ろ!バカ!
 
 それで、その大軍はどこを目指している。
 








 
 まっすぐこっちだ!
 








 
 敵防衛線沈黙!
 
 よろしい、全軍に伝達。エルベ川を越えてアヴァロン軍を撃滅せよ!
 
(リスクは高かったが、どうやら賭けには勝ったようだな)












 
 
〜遡ること作戦会議まで〜
 









 
 
 内容そのものは簡単です。レッドスター軍が保有する「カチューシャ」ロケット砲。

短時間で広域に大火力を投射するあれならば

あの堅牢な防衛線とはいえ壊滅させえるでしょう。
 
 確かに。カチューシャは単独目標への集中攻撃は不得意だが

数を揃えての面制圧なら本領を発揮するだろう。
 
 カチューシャによる準備砲撃ののちレッドスター軍を主力とする機甲戦力でもって

アヴァロン軍司令部を一挙に撃破。

その勢いのまま左翼からと中央、右翼の帝国軍で挟撃しアルバトロス軍も撃滅します。
 
 ちょっとまってください司令。確かにカチューシャなら

防衛ライン自体の破壊は用意でしょう。








 
 
 しかしその作戦では重要な問題点「アルバトロス軍の航空戦力の無力化」

ついて全く対処していません。

仮にこの作戦を実施しても防衛線は突破できても

空爆を受けすぐに攻勢を続けられなくなります。
 
 わかっている。ここからが肝心なところだ.

仮にこの作戦を「A作戦」としてだ。

この本命の作戦を成功させるためにも敵の目を欺くための偽の攻撃作戦「B作戦」を先んじて行い、

これにアルバトロスの航空部隊をひきつけさせるのだ。
 
 ッ!
 
 ・・・・・・。
 
そうすることで敵の連携に隙を作ることができる。

幸いアヴァロン軍がこちらの無線を傍受していることは確認済み。

あえて解読可能な暗号で「B作戦」のみを伝え、これが本命だと思い込ませる。
 
 待ってください。敵に本命と信じ込ませるにはそれだけ本気の戦力を集め

使用することになります。

ですがその部隊は援護もなく敵の攻撃を長時間うけることになるでしょう。
 
そしてそれに使用できる部隊は・・・。
 
 ・・・我が軍虎の子の機甲師団だけ、じゃな。
 
 ・・・・・・。
 
 蒼皇。卿はレッドスター軍、コミュニストの軍勢の為に我が兵士たちを死地へ送れ。

そう申すのか?
 
 ・・・・・・。
 
 お気持ちはわかります。ですがこの状況を打破するにはそれだけの犠牲が必要なのです。
 
 ・・・・・・。
 
 どうかご了承を。
 
 ・・・兵士たちだけを死地に送ることはできん。余も彼らと共に前線に行こう。
 
 !では。
 
 我々はその作戦に了承しよう。この戦いは余の、「皇帝の戦い」である。

いかなる相手であっても耐えてみせよう。
 
 ありがとうございます。
 
 蒼皇君、提案がある。
 
 なんでしょうか?
 
 帝国軍が行動を開始する前に我が軍も陽動の攻撃をすることで

少しばかりの間でも攻撃を遅らせられると思うのだが。
 
 確かにそうですが、よろしいのですか?
 
 兵を死地に送る苦しみを理解しつつ、それでも勝利の為に我々を信じ、

そして自身も共に戦場に行くと言っているのだ。我々もその信義に報いねばならん。
 
 書記長・・・。
 
 皇帝よ。少しの間耐えてくれ。貴殿らの作った時間。決して無駄にはしない。

これは革命なのだ。我らと貴殿らが共に戦うという新時代の。
 
 うむ。










 

 
 半壊状態の帝国軍部隊などにいつまで手こずっているのだ!?

至急航空援護を!
 
 そんなことわかっている。しかし奴らここまで消耗していながら

未だに進撃を止めん!これでは!

 あの地獄のWWI。あの戦いに比べればこれしき窮地にも入らんわ!
 
我がドイツの騎士よ!今こそ汝の武功を示せ!
 
 クッ、構わん帝国軍は無視して全機レッドスター軍部隊へ転進せよ。
 甘いわ。








 



 
 陛下我が方の戦闘機隊全機上がりました。
 
 今じゃ!敵機はこちらの勢力圏を飛行する。全て叩き落せ!
 











 
 こちらの戦闘機隊の援護です。
 
 これで奴らの反撃手段はほぼ無力化できたな。
 
 「黄色の14」「黒いチューリップ」・・・。あの皇帝、

とんでもないメンツを集めましたね(汗
 
 まあこの点に関しては他国の追随を許さないからな。
 
 おっ、すごいですねあの機体(?)。敵の攻撃が全然当たりませんよ。
 
 ん?あれは私が友好国に救援要請をして来てくれたものだな。
 
 (友好国なんてあるんですか?)さて見とれてばかりもおれません。
 
 ああ、そろそろアヴァロン軍にはご退場願おうか。








 
 
 さ、最後の戦車部隊が壊滅!もう迎撃するだけの戦力がありません。
 
 そ、そんなバカな。これは夢だ・・・。夢に違いない。
 
 しっかりしてください!指示を、指示を出してください!
 
 だ、脱出だ。我々は未来に向かって脱出する。
 





 
 それはX星人のセリフだろうが!(怒
 











 陛下、レッドスター軍がアヴァロン軍司令部を陥落させることに

成功したようです。
 
 これで残すはあの逆賊共だけとなった。左翼のレッドスター軍と呼応して

両側から奴らを押し潰せ。
 



 アヴァロン軍司令部、通信途絶!指揮統制が完全に崩壊しています!
 
 口ほどにもない奴らめ!旧アヴァロン軍司令部側に直ちに迎撃部隊を送れ。
 
アルバトロス兵 了解しました。しかしいつまで持つか。
 
 こ、こうなっては突撃あるのみ!残存する戦車はトルガウを強行突破して

帝国軍の本部を破壊しろ!
 
 指揮官殿、それは無謀です!
 
 奴らの主力はすでにこちら側に進撃している今ならば突破も不可能ではない。

一両でもたどり着ければそれで全てが変わる。グズグズするな!
 


 陛下、アルバトロス軍の戦車部隊がトルガウを強行突破しようとしているようです。
 
 最後の悪あがきに出たか。想定済みだがな。












 



 
 指揮官殿。トルガウ出口付近をティーガー重戦車3両が防御しています。

我が方の突撃部隊は全滅しました(汗
 
 読まれていたか・・・。







 
 
 フ、飢えた虎の牙を突破できるものならしてみるがいい。
 
 しかしエースパイロットといい、あの戦車部隊といい

陛下の下には優秀な方が多いですね。
 
 お主のいる軍とてなかなかの傑物揃いではないか。
 
 まあそう言われればそうですが、どうも戦闘向きの人材が欠乏気味でして・・・。
 
 ならば、我が軍の優秀な者を紹介しようではないか。

あの戦車隊の指揮官などいいと思うぞ。
 
 ハハ、まあ考えておきます。
 







 
 よしカチューシャ隊は敵陣に砲撃開始!続けて前線全部隊は進撃を開始せよ!
 
 上空に友軍スツーカ隊。ルーデル航空団です!
 









 
 アカ共の戦車を援護しながらドイツ製戦車を破壊するとは・・・。

人生何があるかわからないものだな(苦笑
 
まあ、いい。全機、急降下開始!
 






 
 どうやらレッドスター軍が敵陣に突入したようじゃな。







 
 行けー!殲滅せよ!
 
 これで終わりだ。
 









 
 ア、アルバトロス帝国バンザーイ!!
 
 









 
 敵軍の全滅を確認。我が方の勝利です!
 
 始めはどうなってしまうかと思ったが、なんとか勝つことができたな。
 
ドラコルル ですが、問題が。
 
 ん?
 
 戦いが終わったら書記長とヴィルヘルム2世。また戦いはじめるのでは?
 
 あっ・・・。
 
 ヴィルヘルム2世。
 
 なんだ、アカいの。
 
 (やっと戦いが終わったと思ったら。仲介するはずの隊長はまだ来ないのか!?
 
あのお二方ともですね・・・。
 
 よくぞ耐えてくれた。感謝する。
 
 はい?
 
 いやこちらこそ礼を述べたい。よく我が祖国の危機を救ってくれた。
 
 いや奴らは我々にとっても不倶戴天の仇敵。礼を言われるようなことではない。
 
 しかしそれでも―
 
 ・・・司令。なんか予想外にあの二人仲良くなっているのですが。
 
 戦友として認め合った的な何かか?
 
 とりあえず、第2ラウンドとはならなさそうなのでいいのですが。
 
 ―さて提案なのだが、ぜひ我ら三国間で新たな同盟を結びたいのだが。
 
 もしかして我が軍もですか?
 
 不服かね?
 
 い、いえ大変喜ばしいことです。(またルルーシュ陛下への説明が地獄だ・・・(汗
 
 こちらから申し出たかったことだ。よろしく頼む。我らの友情よ永遠にだな。
 
 と、いうことだ蒼皇君。すまないまず両国友好の証として我らを撮ってくれないか?
 
 また唐突なことで・・・。いいですよ。それでは撮りますよ。
 











 
 
この日「参加勢力いずれもが物語の悪役になりうる国々」と後世の歴史家たちが

言う「エルベ川の戦い」は集結する。










当初の予想に反し、アヴァロン・アルバトロス連合軍が序盤の優位を生かしきれず、

態勢を立て直したレッドスター・ドイツ帝国同盟軍に大敗。

アヴァロン軍は戦力の多くを失い拠点建設にも失敗。

アルバトロス軍はクーデターに失敗。残党がアヴァロン軍化することとなった。
そして同日、レッドスター・蒼皇軍間の同盟に新たにドイツ帝国が加わり、

ロングソード連合のガードリーダー隊長が












 
 「悪の枢軸」「人でなし同盟」、しかも参加勢力代表が全員悪党面ときている。
 




と名指しで言ったと言われる「赤・蒼・黒三色同盟」が結ばれるのであった。







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