※このプレイ日記は2014年9月20日に後援者の高天神さんが製作したものです。
これまで、第1次第2次ぼびぼ大会に始まり、
ホルヘ会戦、ゲーマルク会戦、アカネホタル会戦、ハイレヨイイダ会戦と、
漢のプライドをかけた「爆殺試合」を繰り広げた長剣戦士達。
自らの手で、王者の称号を手に入れた「この世のすべてを知る男」こと、鮫島幸雄。
ホルヘ会戦で、その王者鮫島を向こうに回し大健闘を見せた「さまようヨロイ」こと、ぼーぱるばにー。
そんな中一人、ガードリーダー隊長は「奥方以下」のレッテルを貼られる事になった。
そして2014年8月、再び決戦の時が訪れた。
「ドラゾンビ会戦」である。
2014年8月15日朝。
決戦場である福岡県博多市へ向け、岩手県盛岡市を出発する高天神。
後援者のみならず、隊長からも「正気か?」との声が出た今回の出征。
だが、此度の会戦に参加するという小官の意思は、実に1年も前から決まっていた。
2013年。この年5月に小官はプレイ日記初デビューを飾っていた。
この時期は丁度、第1回東京オフ会とホルヘ会戦の企画が上がってきた頃でもある。
何れも、岩手から参加するには充分すぎる内容だった。
……のだが「新参者が出しゃばりやがって」との悪評が立つのを恐れた高天神は、何れも参加をパス。
1年間はプレイ日記の増産で足元を固める事にしたのだった。
そして翌2014年3月、満を持して高天神はドラゾンビ会戦への参加を正式表明。
ちなみに、参加表明にあたり第666特機中隊首脳部の間で以下のやり取りが交わされたとか……
高天神殿、此度の出征それがしに先鋒を仰せ付け下さい。
兼続、卿は主家の件でロングソード連合に遺恨があるだろう(プレイ日記第117弾参照)。
また、ロングソード連合からも敵勢の生き残りと見られている可能性がある。
卿が表に出れば、秩序なき血みどろの戦になりかねん。卿は、この屯所を守れ。
……御意。
単身、岩手を出発した高天神は東京での乗り継ぎを経て、同日夕刻に博多へ到着。
(余談だが、これが人生初の「九州入り」となった)
ドラゾンビ会戦への参加を正式表明する前から、隊長には
「まぢで、ゲームするためだけに福岡においでになりますか?」
と驚かれていた模様。
高天神が盛岡を出立したとの報に接し、ロングソード連合本部では以下のやり取りが交わされたに違いない。
高天神は、まことにこの博多へ乗り込む気か!?
は。東京を経由し、名古屋、京都、大阪、広島を通過いたしました。
各地の諸将は進んで高天神さんに進路を提供しており、いまや手勢は下関に達しようとしております。
岡山の秋穂さんも広島のチェス党副総裁も此度、岩手の高天神さんの出陣を請うていたようです。
我らに従うを潔しとしない西日本の諸将は、悉く高天神さんの陣営になびきましょう。
その勢い、もはや計り知れません。
隊長、いかがします?
関門海峡で、高天神さんを迎え撃ちますか?
いや、無理な戦はせぬ。 決戦の地は、ロングソード連合本部とする!
隊長、北九州を捨てるのですか!?
寝返る者は捨て置け。こちらに付く者は、おのおのの陣地に篭るよう伝えよ。
諸将一斉に、篭城策という訳ですか。
高天神が狙うは恐らく我が首。
我らは、ロングソード連合本部にて迎え撃つ。
高天神め……このガードリーダー、倒せるものなら倒してみよ!
18:14 高天神、博多に到着。
かねて隊長と打ち合わせた通り、博多駅前にて待ち合わせ。
今、どちらですか?
USJの看板の前ですね。
えーと、あ、見つけました。
かつて、隊長と同じ福岡に在住のカワウソさんは、隊長の事を
「人間ではない何か」
ではないかと危惧していた(プレイ日記第1009弾参照)。
ほぼ毎日、プレイ日記と手記の公開を朝早くにおこなう存在。
人の皮膚をまとった某サイバネティック生命体だったらどうしよう? という若干の危惧は……
初対面時からの礼儀正しさによって完全に払拭される事に。
隊長宅行きのバスが出るまでの間に夕食をとろうという流れになった際、
高天神の荷物の一部を持ってくださり、その上夕食まで奢ってくださるナイスガイっぷりを存分に発揮。
その後、隊長宅行きのバスの中では、各後援者のまだ表に出ていない情報で会話に華を咲かせた。
手記には載せてないですけど、
柳さんはつまらないと感じたプレイ日記に対しては結構ムチャクチャな感想書きますね。
そうなんですか!?
プレイ日記や手記だけだと分かりませんけど、
美的センスとかそういうのは結構鋭いですよ、柳さんは。
へぇー。
この話題の真の意味を、翌日高天神は身をもって知る事になる。
さて本題に戻って20:30頃、無事に隊長宅へ到着。
予定ではひとっ風呂頂いた後、すぐに「SDガンダムGNEXT」でバトルする予定だったのだが……
どちらが言い出したか、
高天神が故郷の青森から持参したアップルブランデーで、前夜祭を始めてしまう二人。
グラスを傾けつつ、隊長お手製の通称「長剣ノート」を開いて談義していると……
なんとサプライズゲスト、カワウソさんが来訪。
顔アイコンはアレだが、実態は隊長にも劣らぬナイスガイ。
せっかくカワウソさんが来たのだからという事で翌日の段取りの確認もそこそこに、
翌日プレイする「対戦ぱずるだま」「ストリートファイター2」の練習を開始。
実は学生時代、格闘ゲームとは全く無縁の人生を送ってきた高天神。
波動拳、昇龍拳すらまともに出せない技術レベルで「ストリートファイター2」なんてどーすんの?
……と、内心頭を抱えていたのだが、隊長とカワウソさんから
「春麗、ブランカ、エドモンド本田ならボタン連打で技が出ますよ」
とアドバイスを頂き、翌日の本戦に向けて必死に練習。
続いて「対戦ぱずるだま」を練習プレイ。
前に手記で見ましたけど、高天神さんって実家の部屋の天井に片桐彩子のポスター貼ってましたよね。
いやあれは自分で作ったんですよ。
画像を4分割してA4プリンタで印刷したモノを貼り合わせて。
マジっすか!?
じゃあ高天神さんは、明日の本戦の際にぜひ片桐さんを使って欲しいですね。
……というような会話でしばし盛り上がった。
余談だが、気が付けばカワウソさんはどこかで買い込んだ甘栗をずーっと食していた気がする。
そんなカワウソさんは、翌日朝に奥様とお子様を送迎する用事があったため日付が変わる直前に退出。
普通に考えれば、翌日のドラゾンビ会戦本戦に備えて寝床につくべき所だが……
隊長と高天神は迷うことなく「SDガンダムGNEXT」でのバトルへ突入。
当初予定ではGNEXT巧者のツルさん他を含め4人での大乱戦となるはずだった、このGNEXTバトル。
しかし、まさかのツルさん会戦不参加他、諸々の事情により、蓋を開けてみれば隊長とのタイマンバトルに(冷汗)。
決戦場は、プレイ日記第39弾で、隊長と隊長の兄上殿が激闘を繰り広げた中米タンピコ。
隊長がMAP左上の青軍、高天神がMAP右下の赤軍を指揮し、相手の全滅か本拠地占拠で勝利となる。
※ 「赤軍」と言っても、共産勢力とは何の関係もありません!
日付が会戦当日に変わってから始まったこのバトル、緒戦は高天神が初期配置のユニットで隊長を圧倒。
MAP中央やや左上にある都市を制圧し、青軍本拠地に迫る勢いを見せた。
しかし、開戦時からメタス改の大量生産をおこなっていた隊長は、都市制圧で気を良くしていた高天神に反撃を開始。
このメタス改、脅威なのはそのコストパフォーマンス。
低価格かつ1ターンで生産可能であるにもかかわらず、そこそこの基本性能を持つ。
さらには「ZZガンダムの専売特許だろ」と思っていた「ハイメガキャノン」までもを装備。
MAP上を韋駄天の如く駆け回る青軍のメタス改を目の当たりにした高天神。
本拠地を突かれては一大事と、赤軍本拠地周辺の防衛線構築を急遽開始。
増援の途絶えた赤軍前線は瞬く間に崩壊、折角制圧した都市も青軍に奪還される始末。
短期決戦に失敗した高天神はドライセン、ゾロ、ジャベリンなどを大増産し鶴翼の陣を形成。
損害を出しつつも、隊長の攻勢をなんとか凌ぎ続ける。
特にドライセンのビームナギナタは強力で、メタス改の退治に大活躍。
GNEXT初心者の高天神を鎧袖一触出来ていない事に隊長もさぞ大焦りだろうと思っていたのだが、
当の隊長が発した言葉は全く別のものだった。
このままでいいんですか? 高天神さん。
はい?
私の自慢のガンダムローズ部隊がロールアウトしたら、この戦は終わりですよ。
果たして35ターン目、隊長ご自慢のガンダムローズ部隊が前線に投入されると様相は一変。
これまで「ガンダムローズって強いの?」と思っていた高天神。
が、ガンダムローズの武装「ローゼスビット」により、赤軍の戦線を支えてきたドライセン、ゾロ、ジャベリン部隊は悉く壊滅。
後日知る事になるのだがこのガンダムローズ、
プレイ日記第960弾にて隊長が「ベラボーな戦闘力を誇る」と評していたまさにその機体であった。
迫りくるガンダムローズ隊に対し、赤軍も高天神お気に入りのガンダムF91を投入。
「こいつは、強力すぎる……!」で有名なヴェスバーによる攻撃を駆使し、相当数を討ち取る事に成功する。
だが、ガンダムローズ隊によって出来た戦線の綻びを隊長は見逃さなかった。
延々続く戦争に終止符を打たんとドムットリア、ザクV改、メタス改の編隊による大攻勢を敢行。
頼みのガンダムF91は生産に3ターンもかかる故、前線にはまだ2機しか持ち込めていなかった。
わずか2機ではこの攻勢を防ぎきれる訳も無く、赤軍の前線は無残にも壊滅。
37ターン目には赤軍本拠地の周辺に青軍が殺到してくる事態となった。
この窮地を前にした高天神はガンダムF91に加え、ロールアウトしたての傑作機V2ガンダムまで投入しての防衛戦を敢行。
激闘の末にV2ガンダムが倒れるも、見事赤軍は本拠地防衛に成功する。
……気がつけば、この時点で時計の針は26:00を回っていた。
これ以上いたずらに戦を長引かせれば、睡眠不足で翌日の本戦に支障をきたすと隊長も高天神も気づいていたのだろう。
どちらからともなく「此度は、引き分けと言う事に」との声があがるや否や、すぐさま停戦が成立。
(※ 正確には、翌日ではなくもう当日になってしまっていたが)
この時はお互い気付いていなかったが、
資金の減り具合から見てこのまま消耗戦を続けたなら、先に倒れるのは高天神の赤軍だったに違いない。
おそらく、隊長も高天神もあと10歳、いや5歳若かったなら2杯目を飲みつつGNEXTバトルの反省会をしただろう。
が、眠気に勝てなかった両者は揃って寝床入りとなった。
かくて、ドラゾンビ会戦前夜祭は終わり、いよいよ本戦を迎えるのであった。
準備よし。明日はいよいよドラゾンビ会戦ね。
……誰!?
あうっ……
すまんなぁ〜。秋穂をドラゾンビ会戦の戦渦に巻き込ませるのは忍びないんや。
あとは用意したこの着ぐるみを着て……
これで良しと。秋穂、ドラゾンビ会戦はワイに任しといてや。