※このプレイ日記は2015年1月8日に後援者のヘルダイバーさんが製作したものです。
<かおる> ぐすっ…まあぁ…どこ?
前回のアレはさすがにやりすぎだったのでは?
…?
いや、ジェノアスの言葉を聞いていたら怒りがこみあげてきてな。
あの発言は涼子さんへの愚弄に等しいものだ、
あの場では絶対に容認することはできなかった。
だからと言ってあんなに…。
つんつん…。
…ん?
どうしたんだ?
……。
……。
ううう…くす、くし…ひっく…うわあああ!!!
第1317弾
Piaキャロットへようこそ!2
PartB
あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
「女の子が突然現れたかと思ったら一言も話さず突然泣き出した」
イベントだとか超展開だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。
いや、単に私たちの顔が怖かっただけでは?
うわあああん!!
って、言ってる場合か!?ガディ、お前がこの子を泣き止ませるんだ!
…は!?私は一介の船乗りですよ!そんなことできるわけないでしょう!?
うるさい!上官命令だ、やれ!
ククク…なかなかのコメディですな、司令。
カ、カルロス!?
ここはひとつ、私にお任せを。
おぉ、そうか!頼んだぞ
策はあるのか?
食事を与えれば子供はなついてくると、昔から相場は決まっている。
それに倣うだけだ。
なるほど!
(…?)
お嬢ちゃん、これを食べてひとまず落ち着くんだ。
ひっく…おじちゃん、こえくれるの?
あぁ、おかわりもあるからたんと食べるがいい。
うん…。
パクッ…。…。
うわああああああああん!
あ、あれ?なんで?
おい、余計泣き出したじゃないか!食事を与えれば子供はなつくんじゃないのか!?
あの子に何をやったんだ?
※MREレーション…米軍の個人携帯食料。
保存料をたっぷり使っているため、味が非常に独特。
MREレーションだが、なにか問題でも?
マズイことで有名なヤツじゃないか(汗)
いや、それは初期の話であって、最近はだいぶ改善されているんですよ?
なんにせよ、ファミリーレストランで迷子になった子供には絶対に与えては
いけないものだな。
まあぁ、きてえええ!!おくちがへんなのおおおお!!
そ、そうだ!少尉とジェノアスを呼べ!
あの二人は顔に険がないし、変なこともしないだろう!
二人は現在休暇中です。それに彼女たちや寮に駐留するジェノアス隊を呼ぶと
時間がかかりますし、何より…。
うわああああん!!!まあぁ、まあぁ〜!!!
…援軍が来る前に我々の耳か彼女の心のどちらかが限界を迎えるでしょう。
子供の泣き声ってのはM−249の射撃音より強烈だな…。
この、ボンクラ軍人ども…冷静に何を言っているんだ。
残念ですが、士官学校で子供のあやし方は習っていないもので…。
右に同じく、です。
うぅぅ…。
まあぁ、こわいよぉ〜!!
ど、どうすればいいんだ…。
どうしたのヘルダイバー君?子供の泣き声が聞こえるわよ?
りょ、涼子さん、助けてください!この子は俺の手にはとてもおえません!
迷子ね?わ、わかったわ。私に任せておいて…。
あ、涼子さん…。
…。
…。
(すごい…抱きかかえただけであの子が泣き止んだぞ…!)
もはや万策尽き果て、残された選択肢はみじめな敵前逃亡か、潔く果てるだけと思われたが、
双葉涼子という最強の救援部隊によってヘルダイバーは窮地を脱することができた。
涼子さんの迷子への対応は完璧の一言であり、迷子の少女から『ママみたい』『大好き』など
恐らくヘルダイバー軍首脳陣三名では10年かかっても聞くことは不可能であろう言葉を送られていた。
ひと段落したのち判明したが、なんと涼子さんは迷子との遭遇はこれが初めてだという。
落ち着いた会話と柔らかな表情は本物の親子と見紛うほど堂々としたものだったが、
心の中では緊張していたらしい。
この事実にはヘルダイバーの部下達も驚きを隠せないw
今日の昼は本当にありがとうございました。涼子さんがいなかったらどうなっていたか…。
どういたしまして。…そうだ。今日は久しぶりに早く帰れそうなの、一緒に帰らない?
はい、もちろんです!
あはは、来たわよ。遅いおそ〜い!
あ、葵さんも一緒だったんですね!
他のみんなは先に帰ったみたいで、葵だけが待っていてくれたのよ。
三人で帰るなんて初めてじゃないかしらね。でも…。
でも?
アタシがいなかったら、二人でラブラブだったんでしょう?お邪魔だったかしらね〜?
あ、葵さんなんてこと言うんですか!
そ、そうよ。ねえ、ヘルダイバー君、私たち一緒に帰ろうとしてただけよね。
そうそう!全く持ってその通り!
本当に?怪しいなぁ…ヘルダイバー君。隠さなくてもいいのよ、本当はどうなの?
本当も何も…(この状況で本当のことなんて言えるか!)りょ…涼子さ〜ん(汗)
もう、葵!冗談もほどほどにしておきなさいよ!
涼子ったら本気になっちゃって〜。はいはい、分かりました。
…ところで来週からの旅行、ヘルダイバー君も来るんでしょう?
えぇ、もちろんです。行かないわけありませんよ。
社員旅行、それはPiaキャロットの名物イベントのひとつである。
第360弾でスイマー氏も旅行中に「榛名の稲妻」のゆえんたる泳ぎっぷりを見せつけ、
榎本つかさの心を強烈に引き寄せている。
スイマー氏をカプールとするとヘルダイバーの水泳能力はザクマリンタイプ並みだが、
第1168弾のようなアクシデントによって涼子さんとの仲が縮まるかもしれない…という
期待を抱くのも無理からぬ話である。
…何よりもあの水着姿を見られる、というだけで行く価値はあるというものであるw
そうよねぇ〜浜辺で麗しの涼子とバカンスだものね。行かないわけ、ないわよね〜。
(うぐっ…!)いや、そういうわけでは…。
あら?なんだか苦しそうな声が聞こえたような…?
ヘルダイバー君、こんなの放っておいて先に帰りましょう。
全然、分かってないんだから…。
は…はい!
ゴメン涼子〜!あたしも一緒に帰る〜!
ふふ、もう葵ったら…。
…そういえばお二人ともすごく仲がいいですね。付き合いも長そうだし…。
短大の時の同級生なの。卒業と同時に一緒にキャロットで働き始めたのよ。
親友よ、親友。といっても変な関係じゃないわよ?誤解しないでね。
それは非常に残念です。
きゃっ!?
誰?このカッコイイけどなんだか胡散臭い人…ヘルダイバー君、知り合い?
え、ええ。まぁ…。
失礼、買い出しの途中百合の波動を感じたので、つい会話に入ってしまいました。
では!
はぁ…。(なんだったんだろ。)
次の日…。
じゃあ、あのひとはロングソード連合の人だったのね。
はい、ああいう少しおかしなところはあるけど、紳士的でみんなから慕われているんですよ。
何度かバイトに来てくれたガードリーダー君が隊長だってことは聞いていたけど、
ロングソード連合ってどんなところなのかあまりよく知らないのよ。
他にはどんな人がいるの?
普通の人からカワウソっぽい人、腐りかけの人までいろいろな人がいますね。
ユ、ユニークなのね、ロングソード連合って。
たしかに、個性はありますね。
…最近縁さんの雰囲気が変わったのもロングソード連合と
何か関係があるのかしら…?
さ、さぁ…どうなんでしょうね?(汗)
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今日は私の買い物に付き合ってくれてありがとう。
いえいえ、自分は荷物持ちぐらいしか能がありませんから。
…ところで。
司令の今回の名前はなんなんですか。地獄野潜水夫って(汗)
単に「Hell diver」を訳しただけらしいわよ。カタカナの名前で恋愛ゲームをするのは
抵抗があるって。
へぇ、そうだったんですか。
今回の作戦…うまくいくと思う?これまでのモノとは全く毛色が違うけど…。
こっちだって身を削ってるんだ。絶対に成功させてみせますよ。
多少の犠牲があったとしても、です。
…そうね。