※このプレイ日記は2015年3月9日に後援者のスイマーさんが製作したものです。

平成２７年２月某日、ＪＲ札幌駅






　スイマー先生からＪＲ札幌駅に午後１時３０分に集合と言われていたけど・・・。



　慶広、遅くなってすまない。



　先生！２０分の遅刻です。まもなく午後１時５０分ですよ。



　今日は午後から休暇を取っていたんだが、なかなか職場を抜けられなくてな。



　それで札幌駅で何をするのですか？



　うむ、いつものごとくゲームのレビューだ。

















第１３７７弾





カードで連結！電車でＧＯ！

　電車でＧＯ！シリーズですか？



　そうだな。このゲームは電車でＧＯ！１５周年記念作だ。

よくチビッ子たちが夢中になっているカードをスキャンして遊ぶタイプのアーケードゲームだ。

ゲームセンターでの稼働のみで当然ながら家庭用ゲームではない。







　


　カードスキャンタイプのゲーム、確かに最近多いですよね。

ドラゴンクエストとかドラゴンボールとか。









　ゲームは２０１２年４月に稼働を開始。その後、第４弾までリリースされて

カードの種類も結構増えたが２０１３年３月には稼働終了。

わずか１年も満たずにゲームセンターから姿を消すことになった。

１５周年記念という割にはあまりにも残念な結末だ。



　もう遊ぶことはできないゲームなのですね。











　うむ。もしゲーム機を見つけたらラッキーというレベルだな。とはいえ専用カードが

必要なゲームであるしカードの在庫がなくなったら撤去される運命だろう。

本題のゲームだがまずは、１００円を投入するとカードが出てくる。



　子どもはカードが好きですからね。鉄道ファンのコレクターアイテムにもなりそうですね。







　


　続いて路線を選ぶ。残念なのが実在の路線でなくオリジナル路線であることだな。

確かに新幹線で山手線を走ったらおかしいが、

このゲームの「売り」でもあるオリジナル連結で新幹線に特急列車などを連結できる時点で

十分におかしいわけだからそれくらいやってほしかった。



　いろいろと中途半端ですね。クオリティが高いようで低い。








　


　路線を選んだあとは、おまちかねの「カードスキャン」だ。











　正直、子どもは喜ぶ要素だろうが鉄道ファンからしたらこの「編成スコア」っていうのは

鉄道に対する冒涜行為だろう。

同じ列車を先頭、中間、後部につけるのが「当たり前」だが、

先頭は新幹線「はやぶさ」、中間は寝台特急「カシオペア」、後部は普通電車「大阪環状線」

なんて連結もできてしまう。






　　


　編成スコアですか。「ぼくが考えた最強でんしゃ」って感じですね。

しかも何気にカードのラインナップに「ＪＲ九州」の車両が１つもない（汗）



　ＪＲ北海道、ＪＲ九州、ＪＲ四国に商品化承諾を取らなかったみたいだからな。

まあ、ＪＲ東、西、東海があれば車両のラインナップ的にも十分だったのだろう。



　なるほど。ライセンス料とか取られるでしょうしね。











　連結を完了させていよいよゲーム開始。あとは簡易な電車でＧＯ！だ。

マスコン（鉄道車両を運転するためのレバー式のスイッチ）を上下に動かし、

「警笛」や「喚呼」などに対応してスコアを稼ぐ。

電車でＧＯ！と違い、右から左に流れるラインに沿ってマスコンを動かすだけで「リズムゲーム」に近い。

電車でＧＯ！をやっていた鉄道ファンは思わずずっこける内容だ。



　子ども向けですからね。一応・・・。



　結局、子ども向きながら「マニアックなカード」、リズムゲーム化しているとは言え

「やや難しい運転操作」、さらには「他の面白いカードゲーム」に押されイマイチうけなかったようだ。

さらに鉄道ファンに対しては「カードの出来きは良い」としても

必要のない「編成機能」にリズムゲーム化した「残念な運転操作」、

まわりは子どもばかりという「ゲーム機の設置環境」によりやはりうけなかった。

とにかく中途半端に尽きる残念な作品だった。




　ターゲット層が絞れていませんね。子ども向けなら電車同士のバトルとかのほうが

よかったかもしれませんね。

大人向けならもっとマニアックに作るのもありでしたね。






　


　しかし、微妙にマニアックなとこもある。特に第３弾は「あこがれの寝台特急編」で

完全に「寝台特急にあこがれる昭和世代」をターゲットにしているとしか思えん。

だが追加された車両は「トワイライトエクスプレス」と「カシオペア」の２種類。








　


　「サンライズ瀬戸・出雲」は寝台特急だが第１弾にもラインナップがあるからな。

「北斗星」や「あけぼの」は未登場。またしても中途半端をやらかしてしまった。



　うーむ、あと一歩が踏み込めなかったのですね。







　


　第４弾では「未来を守る列車編」では「ドクターイエロー」や「イーストアイ」など

電気軌道総合試験車両まで登場。

ちょっと詳しい電車通でないと知らない車両だろう。

第４弾が発売されたのが２０１３年１月２５日。その２ヶ月後に稼働終了が決定。

開発陣が慌てて出した感があるな。



　売れていればまだまだ出す予定もあったのでしょうけどね。

やはりチビッ子はドラゴンボールのほうがいいのでしょうね。








　


　このカード、知らないキャラクターだらけだ（汗）女の子がスーパーサイヤ人化してる・・・（汗）



　レビューは終わりですね。時間は・・・午後２時ですか。

これからどうするのですか？



　よっしゃ、今から大阪へ向かう。



　ええっ！？

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