※このプレイ日記は2014年1月13日に神奈川県の後援者、蒼皇さんが製作したものです。




第990弾





RUSE


PartD









 
 ・・・ダメだな。蒼皇君、攻撃中の部隊に後退命令を頼む。
 
 わかりました。これは一回作戦会議を開いた方が良さそうですね。
 
 そうだな、老皇帝にも連絡してくれ。
 
 










レッドスター・ドイツ帝国 同盟軍作戦会議
 










 
 フム・・・。敵に少々時間を与えすぎたかもしれんな。
 
 いえ、レッドスター軍の反撃タイミングは最適なものでした。

ここはアヴァロン軍の行動の速さにむしろ驚くところです。
 
 常に長剣連合の前に敗退していたから過小評価していたが、

奴らも長年戦い続けている。その練度は侮れんか。
 








 
 これは撃破される直前にこちらの偵察部隊が確認した

エルベ川周辺の敵防衛ラインの実態です。
 
森林に対戦車砲対空砲、重歩兵を伏せて防衛の中核とし

それでも突破されたときの事を想定して重戦車を配置しています。
 
 さらに自走対空砲自走砲の姿も確認できますね。
 
 さて、問題はどのようにしてこの防御線を突破するかだが・・・。
 
 ・・・・・・。
 












 
 重砲による集中射撃。
 
 Nein(ナイン)。目標を観測するための偵察車が短時間しか近づけない。

故に砲撃時間も必然的に短く効果が薄い。
 
航空戦力による爆撃?









 
 
 Нет(ニェット)。あの針山の如き対空防御は空爆を恐れてのもの。

あそこに飛ばすのは溶鉱炉石炭をいれるのと変わらん。
 
機甲戦力による強行突破。
 






 
 ダメです。この防御線に加えアルバトロス軍のスツーカ隊が多数

戦線に出現しています。

仮にこれらを物量で突破しても損害が大きすぎそれ以上進撃できません。
 









 
 敵防衛線後方に空挺部隊を降下させて機甲部隊と挟撃させては?
 
 ダメだ。うまくあの対空陣地を迂回して空挺作戦を実施しても航空隊の援護が

できない以上、みすみす精鋭部隊を敵陣に孤立させるだけだ。
 











 結論。アルバトロスの航空戦力を無効化し、レッドスター機甲部隊に

ほとんど損害を与えず

あの堅牢な防衛線を突破する。そのような作戦が必要という事だ。
 
 ・・・。
 
 無理難題だな。
 
 ―司令。何か案がお有りと見受けますが?
 
 ・・・あるにはあるだがリスクも高すぎる。
 
 このまま長期化してジリ貧になるよりはよい。言ってみよ。
 
 では作戦内容を説明します。
 




 
〜作戦説明中〜
 
 





 以上が作戦案です。
 
 この案は・・・。
 
 確かにリスクが高いな。一つ間違えると一気に戦線が瓦解することもありえる。
 
 何よりも両軍が互いをどれだけ信頼できるかが鍵になりますね。
 
 ・・・・・・。
 
 よかろう。余はこの作戦に帝国の命運を賭けよう。
 
 私も依存はない。レッドスター人民、そして帝国国民のためにも

必ず勝利の栄光を我らの手に!
 
 ありがとうございます。ではまず両軍反攻作戦の準備を・・・
 
 し、司令!右翼戦線よりアルバトロス軍の大規模攻撃を

受けていると急電です!
 
 何!?
 











 
 行け!全軍進撃しろ、目に付く全てを破壊しろ!
 
 フフフ、謀略「無線封鎖」によって完全に敵の裏をかいた形だな。
 
 このまま進撃を続けて側面より帝国軍を粉砕しろ!

そうすればこの戦い我らの勝利だ!
 
 よし、我らアヴァロン軍も敵レッドスター軍へ攻撃を開始。

奴らを釘付けにして援軍にゆけないようにするのだ。
 






 
 チッ!敵に先手を取られた。
 
 いけません、帝国軍の機甲部隊は反攻作戦の為に集結中のため

迎撃にだせません。
 
 我が軍もアヴァロン軍の攻撃で動けん。右翼戦線にはまとまった

戦力は皆無。まずいぞ。
 
 ・・・・・・。
 









 
後の歴史家は皆一様にこう述べている。
「このアルバトロス軍の迂回進撃は同盟軍側の隙を見事に付くものであった。

快進撃を続ける戦車隊を止めるだけの部隊は配備されておらず。

このままいけば数刻とせず、勝敗は決していた」と。
そしてまた同じこう言い話しを締めくくる、

「彼らの誤算は敵軍に『彼』がいることを忘れていたことだ」
 








 
 仕方ない。反攻作戦を中止し帝国軍機甲部隊を迎撃に
 
 その必要はない。
 
 !?
 
 空軍に連絡。「彼」に迎撃命令を出すのだ。
 
 彼?
 
 ・・・!ま、まさかヤツか!













 
 
アルバトロス軍部隊




 
 敵はまともに反撃もできないぞ!進撃を止めるな!
 
勝てる、勝てるぞ!このまま。我らの手で勝利を決めるのだ!







 
―ギュウゥゥゥゥォォォ!
 



 ん?何の音だこれは?(・・・ラッパの音?)まっ、まさか!?
 











 
 よし、全機俺に続け!攻撃開始!
 
 スツーカだ!全車散開しろー!
 
 なるほど、迅速な回避運動。腕は良い、だが
 
心が腐っていては何ほどのものでもない!







 
 
 ぜ、全滅?あ、あれほどの機甲部隊が全滅だと・・・?。
 
あ、悪夢だ。奴らは化物か!?
 
 アルバトロスを名乗る反逆者共に告ぐ。
 
 !









 

 我々が空にある限り、母なるドイツに仇なす者は誰であろうが殲滅する。
 
このハンス・ウルリッヒ・ルーデルに倒されたいヤツはいつでもかかってこい!








 
 
(キャンペーンに登場時の能力値。登場兵器中最強の攻撃力)






 
 いつみても化物じみてる。
 
 あれ、本当に人間なんですか?
 
・・・。顔面蒼白)
 
 さすがはルーデル。労いの電報を空軍基地に打電してくれ。
 
 しかし、解せません。確かあの御仁はどちらかというと親ナチ派

だったと記憶していますが?
 
 よくアルバトロスに合流しませんでしたね。
 
 彼にとって最も大事なものとは主義などではない。祖国ドイツの平和と繁栄じゃ。

野心の為に祖国を捨てた者共に彼が共感するはずがない。
 
 随分詳しいですね。
 
 当たり前じゃ。余が自ら説得に行き聞いたのだからな。
 
 こ、皇帝に直接スカウトされるパイロットって・・・(汗
 
 やはりずば抜けていますね(汗
 







 
 敵の機甲部隊も到着したようだな。(アルバトロス軍。とことん使えない奴らだ)
 
 こうなっては予想される敵の総反攻を退けて長期化させるより手があるまい。
 
 そうなると問題はどこから攻めてくるかだが。
 
 何か手があるのか?
 









 
 戦争は前線だけが全てではない。貴様らに本当の戦いを教えてやろう。

フハハハ(笑
 
 





 書記長、陛下。両軍とも準備はよろしいですね。
 
 うむ。
 
 準備は完了しておる。いつでもよいぞ。
 
 司令。作戦準備完了しました。
 
 ・・・よろしい。カイザーシュラハト」作戦、開始!
 
 










 
 こちら防衛ライン!レッドスター軍歩兵部隊による

大規模攻撃をうけています!
 
 始まったか!
 









 
 祖国の名において命ずる!全軍前進せよ!
 
 この先は勝利かさもなくば死あるのみ!









 
 
レッドスター兵 「Ураааааа!!」
 









 
 死ぬまで戦いをやめない謀略「狂気」。レッドスター軍お得意の戦法だな。
 
 何を呑気な事を言っている!すぐにでも我が軍の航空部隊をそちらの援軍に!
 
 慌てるな。前線部隊、そちらのみで対応可能か?
 
 はい、多少の被害は発生するでしょうが十分に撃退可能です。












 
 クッ!第二陣突撃開始!攻撃を続行せよ!
 




 レッドスター軍め、躊躇することもなく兵を突撃させてくるぞ。
 
 当たり前だ。この攻撃は我々の目を欺く為の囮。

派手にやって注目を集める必要があるのだからな。
 
 囮だと?










 
 
 こちらが奴らの暗号を解読しているとも知らずにバカな奴らだ(嘲笑
 
 総反攻作戦「カイザーシュラハト」。皇帝の戦の意だな。
 そう、名前の通りこの作戦の肝はレッドスター軍ではなく帝国軍だ。
 








 こちら偵察部隊!敵機甲部隊を発見しました!
 









 
 なるほどあれが敵の反攻作戦の主力だな!
 
 貴軍のスツーカ爆撃隊は直ちにあれを撃破するのだ。

そうすれば敵の反攻は失敗する。
 
 よし。航空部隊に命令!直ちに攻撃を開始せよ!
 











 
 陛下、敵の爆撃部隊の多数接近を感知。

どうやら発見されたようです。
 
 全部隊に告ぐ。いかなる攻撃を前にしても前進を止めるな。

余は汝らの勇気を称賛する。
 
 爆撃きます!
 







 
 こちら攻撃部隊。敵戦車多数に損害を与えるも

敵は依然前進を止めません。
 
 小癪な。構わん、全航空部隊を出撃!止めをさせ!
 
 









 さらなる敵増援を確認!
 
 ドラコルル卿。敵の部隊数は。
 
 ハッ!想定される敵の航空部隊全てです。
 
 ・・・そうか。ここまでだな。ドラコルル卿よ。蒼皇達に打電を頼む。

内容は・・・








 
 
 「レッドオクトーバー」我、目標を達成せり。とな。




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